FXでお小遣い稼ぎしてるって話ちょくちょく聞くけど…そもそもFXって一体なんなんだろう?本当に儲かるの?
FXは株式投資などに比べ、4000円ほどの少額から取引できる投資方法。近年では会社員だけでなく、お小遣い稼ぎで始める主婦や学生の方も珍しくないんですよ。
FXは性別・学歴・職業に関係なくほぼ誰でも始められ、平等に稼ぐチャンスが開かれています。
ほほう〜、なんだか夢がありますね
が、しかし!少なからずデメリットも存在しますので、きちんと把握した上で始めるのがおすすめですよ。
FXのやり方や始め方、初心者が知っておきたい危険性やリスクもわかりやすく解説します。
FX(エフエックス)とは?意味・仕組みは?
FXとは、”Foreign Exchange“の英略。日本語では正式に「外国為替証拠金取引」といいます。
仕組みを簡単に説明すると、外国の通貨に両替して利益を狙う投資方法です。
例えば、同じ米ドル(アメリカの通貨)でも、1ドル110円のときもあれば115円のときもありますよね。
もし1ドル=110円(円高)のときに米ドルに両替をして、その後1ドル=115円(円安)のときに両替しなおせば、それだけで5円の利益が得られます。
もしこのとき1万ドル買っていたら、5万円の利益になるってわけか…!
FXではこのように、円高や円安などのタイミングを見計らって利益を狙っていきます。
また、FXにはレバレッジという仕組みがあり、少額の資金でも最大25倍の取引が可能!
例えば4000円の資金でも、最大10万円分の取引ができるんですよ。この仕組みについては、後ほど詳しく解説します。
FXって、私みたいな低所得で水筒持参系なサラリーマンにも優しいんですね
実は簡単!FX取引のやり方・始め方
こちらのチャートは、実際に今現在日本円を米ドルに両替したら1ドルいくらになるかを示したものです。
FXではこうした為替チャートを用いて、チャート上の線(ローソク足)が今後上がるか下がるかを予想します。
FXの取引は、簡単に説明すると「買う」か「売る」の二択!
「上がる!」と思ったら、なるべく安く買って高く売り…
出典 外為オンライン
「下がる!」と思ったら、高い値段で売って安い値段で買い戻します。
実際の取引では、このようなツールを使用します。こちらはみんなのFXの取引ツールです。
米ドルを買うときは赤いボタン、売るときは青いボタンをポチッと押して取引します。
もちろんパソコンだけでなく、スマホでも簡単に取引可能!
後述しますが、機械が勝手にトレードしてくれる自動売買(システムトレード)という仕組みも存在するので、初心者でも利益を出すことが十分に可能です。
また、少額から始められるのもFXの魅力のひとつ。「投資するお金なんてないよ〜」なんて思うかもしれませんが、FXは4000円ほどから始められますよ。
4000円!飲み会1回分くらいで始められちゃうのかぁ〜
ただし!4000円ほどの少額で取引できるのは、みんなのFX・LIGHT FX・ヒロセ通商など一部のFX口座のみですので注意してくださいね。
少額で取引できるFX口座は「1000通貨対応のおすすめFX会社・口座一覧」で紹介しています。
このようなFX取引を始めるには、以下の2つさえあればOKです。
- パソコン or スマホ
- 専用のFX口座
FX口座…?どこかの窓口で手続きするのかな?
…と思うかもしれませんが、FX口座は全て在宅で手続き可能です。もちろん外出先でもOK!
PCやスマホで、たった5分ほどで手続きが完了します。
例えばこちらは、みんなのFXの口座開設フォーム。名前や住所などの基本情報以外はほぼ全て選択制ですので、スマホでも簡単に入力可能です。
これなら会社の昼休みなどでも口座開設できそうですね
FXのメリット 4つ
1. 24時間いつでも取引OK
FXは世界中の主要都市に市場があり、24時間取引が行われています。
一方、株式投資の場合は市場が空いているのは9:00~15:00の間だけ。さらに11:30〜12:30の間は昼休みになってしまいます。
株式 FX 必要な資金 数万円〜数十万円 約4000円
取引時間 平日9時~15時
(11時半〜12時半を除く)平日24時間 メリット 配当金・株主優待 スワップポイント
FXは都合のいい時間に取引できるのも魅力のひとつ!スマホでも取引可能なので、通勤時間や家事の合間なども有効活用できます。
通勤時間にも取引できるのは、かなりありがたいなぁ〜!
さらに、FXと一言でいってもトレードスタイルは様々。大きく分けて下記の4種類があります。
「忙しくてあまり取引する時間がない」という方でも、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に取引できるんですよ。
それぞれのトレードスタイルの違いについては、「FXのトレードスタイルは4種類!初心者におすすめなのはコレだ!」を参考にしてみてくださいね。
2. 少額から取引できる
FXにはレバレッジという仕組みがあり、少額でも最大25倍の取引ができます。
レバレッジを利用すれば、例えばたった2万円の資金でも50万円分の取引ができるのです!
もちろん借金とは異なり、利子が取られることはありません。
株式投資にもレバレッジはあるのですが、最大3倍まで。数十万円単位の資金が必要となってしまいます。
一方FXの場合は、レバレッジを利用して4000円程度から取引できるのです。
3. 取引コストが断然安い
FXは外貨預金と同じように思えますが、FXの方が断然取引コストが安いのです。
外貨預金 FX 取引コスト 1円 0.002円(0.2銭) 取引時間 営業時間内 24時間 決済時間 満期時 or 解約時 24時間 金利(スワップ) 満期時 or 解約時 毎日 安全性 預金保険制度の対象外 信託保全あり
上の表はFXと外貨預金を比較した表ですが、取引コストや取引時間の柔軟性、資金の安全性からしてもFXの方が断然おすすめです。
また、外貨預金は預金保険制度の対象外ですが、FXには信託保全という保証があります。
外貨預金でもFXでもスプレッドという形で多少のコストはかかるのですが、FXでは「銭」単位のコストで取引できておすすめですよ。
低コストで取引できるFX口座については、「スプレッド比較一覧表」にて紹介しています。
4. 外貨との金利差でも稼げる
FXはトレードを頻繁に繰り返して利益を生み出すイメージが強いですが、それ以外にも稼ぐ方法があるのです!
それがこのスワップポイントという仕組み。外貨との金利差によって得られる利益のことです。
日本の政策金利は0.10%と激低く、さらに銀行の預金金利は雀の涙ほどしか貯まりません。
しかし、世界は広い!日本とは比較にならないほど高金利な国が存在するのです。
例えば、トルコの政策金利は45.00%!まさにケタ違いです。
FXでは日本円をトルコリラ(TRY)のような高金利通貨に変えておくことで、金利差の調整分を現金で付与してくれるという訳なのです!
うひょ〜、めちゃめちゃ金利の高い銀行に預金しているような感覚ですね!
ただし、受け取れるスワップポイントはFX会社によって大きく異なります。詳しくは「スワップポイント比較一覧」を参考にしてみてくださいね。
FXのデメリット 2つ
1. 損失のリスク・危険性もある
これまでFXのメリットばかりを説明してきましたが、当然ながらリスクもあります。
先ほどFXで利益が出る仕組みを説明しましたが、逆の事態になればそれだけお金を失うことになります。
…まぁ、儲かる一方だったら、みんな億万長者ですもんね
ただし、FXは口座内に入っている金額以上の損失が出ないよう、さまざまな仕組みが用意されています。
まずは、マージンコールという仕組み。一定以上の損失が出ている場合、「そろそろ口座内のお金(証拠金)が少なくなってきましたよ〜」とFX会社がお知らせしてくれるのです。
また、さらに規定以上の損失が出てしまった場合、ロスカットといってFX会社側が自動的に決済をしてくれます。
このロスカットによって、私たちは大きな損失を回避できるようになっているのです!
ただし、このロスカットはあくまで最終手段。初めて取引する場合は、最悪全額失っても3日で立ち直れる程度の資金のみを入金しておくのがおすすめですよ。
逆にFX会社が潰れちゃった場合ってどうなるのかな?
う〜む、たまにはいい質問をしますね!というか、さっきチラッと説明したのですが、あんまり聞いてくれてなかったみたいですね。
FXには信託保全という仕組みがあり、万が一FX業者が破綻しても口座内のお金が銀行を通じて返却されるようになっています。
例えばこちらは、みんなのFXの信託保全の仕組み。
普段は信託銀行に資金が預けられており、もし万が一運営会社のトレイダーズ証券が破綻してしまった場合も私たちに返還される仕組みとなっています。
信託保全によって、私たち投資家は資金を失うリスクを回避できるってわけですね
ちなみにこの信託保全は、法律で義務化されているんですよ。
2. ギャンブルのような中毒性がある
FXはギャンブルではありません。最初はギャンブル感覚で取引していても運良く稼げるかもしれませんが、ギャンブル感覚で続けているとかなり痛い目をみます(昔の私のように)。
しかしながら、FXはギャンブルのような中毒性があるのは確かです。
儲けが続くと投資金額を増やしてしまい、結果的に大きな損失を出してしまう…というのも珍しい話ではありません。
最初にきちんと投資金額を決めておくようにしましょう!
成功している投資家は、FXをギャンブルではなく自己資産を増やすビジネスとして捉えています。
FXのリスク・危険性を最小限に抑える方法 5つ
しかし、こうしたリスクを最小限に抑える方法もあります。初心者が知っておきたい典型的な失敗例やその回避法を5つ紹介します。
1. なるべく少額から始める
FX取引は1万通貨という単位が一般的ですが、1万通貨だと最低でも約4万円必要です。初心者がいきなり1万通貨単位で始めてしまうと、緊張しすぎて失敗してしまうこともあります。
初めてFXをする場合は、1万通貨の10分の1である1000通貨単位から始めるのがおすすめ!
1000通貨単位なら、約4000円でFX取引が始められますよ。
ただし、1000通貨単位で取引できるFX口座は限られています。少額で取引できるFX口座では、ヒロセ通商やみんなのFXがおすすめです。
その他、少額取引できるFX口座は「少額(1000通貨)取引できるおすすめ会社」にて紹介しています。
2. 最低でも2〜3口座を使い分ける
FX口座はそれぞれメリット・デメリットが異なるため、最低でも2〜3口座は開設しておきましょう!
ひとつしかない場合、万が一システムトラブルなどがあった場合に全く手出しができなくなってしまいます。
初めてFXをする場合は、「ヒロセ通商」+「みんなのFX」を開設しておきましょう。
FXで儲けている人こそ、色んなFX口座を使い分けて良いとこ取りをしているんですよ。
3. 早めの損切りを心がける
もし予想と逆方向にチャートが動き出したら損切りをすることも、リスクを最小限に抑えるために非常に重要です。
損切りとは、損失の幅がそれ以上広がらないように自ら決済すること。損切りができないのは、FX初心者の典型的な失敗パターンとして知られています。
人間というのは不思議なもので、利益が出ているときは「今のうちに決済しよう!」と早く利益を確保したくなるのですが、逆に損失となっている場合は「ここから上がってくるはず…」となかなか決済できなくなってしまうのです。
そしてみるみるうちに損失が膨らんでいく…という悲劇的な事態に陥ってしまいます。
これはすごく気持ちが分かりますね…泣
せっかく小さな利益を積み重ねてきたのに、最終的に大きな損失を出してしまう…なんてことにならないようにしましょうね。
ただし!次に紹介する自動売買(システムトレード)を利用すれば、このようにメンタル面で負ける可能性がグンと低くなります。
4. 機械に自動取引してもらう
FXには自動売買という必勝法も存在します。システムトレードとも呼ばれており、あらかじめ用意されたプログラム通りに自動的に取引してくれるのです!
自動売買は、私たちが仕事しているときも寝ているときも、最適なタイミングでプロ顔負けのFXトレードをしてくれます。
私がFXを始めた頃はまだ出回っていなかったのですが、なんとも便利な世の中になったものです…(遠い目)。
常に理性的に取引してくれるので、感情的になって大損する可能性も低くおすすめですよ。
詳しくは「【少額OK】FX自動売買は儲かる?初心者におすすめの始め方とは?」をご覧ください。
5. 自動分析ツールを利用する
先ほど「FXはギャンブルではない」と説明しましたが、分析方法が覚えきれていないうちは、どうしても「なんとなく」で取引してギャンブルと変わらない状態になってしまいます。
しかし、今や21世紀!未来の値動きを自動予測してくれる便利ツールも存在します。
先ほど紹介したヒロセ通商の取引ツールでは、過去の膨大なデータの中から分析して、今後どのようにチャートが動くか自動予測してくれます。
【↑クリックで拡大できます】LION FXの取引ツールには、過去のデータから為替予想をしてくれる「さきよみLIONチャート」やトレンドが一目で分かる「シグナルパネル」という機能が搭載されています。
テクニカル指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表など)の分析結果を一覧表示してくれるため、売買のタイミングが簡単に分かってとても便利ですよ。
なんやこれ、めちゃめちゃ便利すぎやんけ…!
その他の分析ツールに関しては、「初心者でも楽々チャート分析!FXのおすすめ便利ツール一覧【無料】」にて紹介しています。
FXを始める前に!必ず知っておきたい超基礎知識
FXってやたらとカタカナ用語が多いけど…最低限どんな用語を覚えておけばいいんだろう
これからFXを始める方は、「スプレッド」と「スワップポイント」の2つから押さえておきましょう!
スプレッドとは、FXの実質的な取引コストのこと。FXでは、このスプレッドの幅が狭ければ狭いほど利益が生み出しやすくなります。
スワップポイントとは、2国間の金利差調整分として得られる利益のこと。
FXでは、日本円のような低金利通貨で海外の高金利通貨を買うことで、その金利差を現金で還元してもらえるのです!
その他 知っておきたいFX基礎知識
pips(ピップス)
pips(ピップス)とは、通貨ペアごとの統一単位のことです。
米ドル/円や/ポンド円など、対円の通貨ペアでは、スプレッドが「銭」で表記されていますが、ユーロ/米ドルやポンド/米ドルなど対円以外の通貨ペアの場合、この「pips」でスプレッドが表記されます。
対米ドル(後ろに米ドルがくる)通貨ペアの場合、「1pip(s)=0.01セント」です。
pipsの「s」は複数形のsのため、単数の場合正確にはpipsではなく「pip」です。
Lot(ロット)
Lot(ロット)とは、1回のFX取引での通貨量のこと。 FX会社や通貨ペアなどの条件によって異なりますが、1ロット=1万通貨、0.1ロット=1000通貨の場合が多いです。
例えば、みんなのFXやDMM FXの場合は1ロット=1万通貨、一方でヒロセ通商や外為どっとコムの場合は1ロット=1000通貨です(通貨ペアにより例外あり)。
また、FXブロードネットのようにコースによって異なる場合もあります。
FXブロードネットの場合、基本的にブロードコースは1ロット=1万通貨、ライトコースでは1ロット=1000通貨で表されています。
ただし、通貨ペアによって例外もあり、南アフリカランド/円の場合はブロードコースでは1ロット=10万通貨、ライトコースでは1ロット=1万通貨です。
この辺りは条件によってまちまちなので、単に1ロット=〇〇通貨とは定義づけられないのが現状です。
単純に1ロット=〇〇通貨みたいに覚えちゃうと、大損する可能性もあるので要注意ですね
ナンピン
ナンピン(難平)とは、保有しているポジションで含み損が出た際に、さらにポジションを増やして平均価格を下げる手法です。
FXだけでなく株式投資でも「下手なナンピン、スカンピン」といわれており、初心者がむやみにナンピンするとさらに含み損を拡大させる可能性もあるのでご注意ください。
赤っ恥を回避!読み方を間違えやすいFX用語
FXでは読み方が紛らわしくて、間違えて覚えていると思わぬところで赤っ恥をかいてしまうかも…という用語が結構あります。
特に下記のFX用語については、読み方を間違えて覚えがちなので注意しましょう。
うおおおお、建玉って「たてだま」じゃないんですね…
【FXとは?】まとめ
- FXは外国のお金に交換する投資(投機)方法
- 24時間取引可能!4000円程度で始められる
- 外国との金利差でも稼げる
- 初心者には少額取引できるFX口座がおすすめ
FXのリスクや危険性もきちんと把握できたし、無理のない範囲で始めてみようかな
このFXトレードNEWSでは、これからFXを始める方向けに「FX基礎知識一覧」も用意していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。