ロスカット(強制決済)とは?初心者が大損しないためのルール3つ

ロスカットとは? 基礎知識

ロスカットとは、保有しているポジションの損失額が大きくなっているときに、更に損失が広がるのを防ぐために、FX会社側が強制決済する仕組みのことです。

名前からしてなんだか怖いイメージがありますが、もしこのロスカットがなかった場合、FX口座に預けているお金を全額溶かしてしまうどころか、追加で支払いをしないといけないことにもなりかねません。

私たちトレーダーの資産を守り、多額の借金や破産を未然に防ぐための大切な仕組みなのです。

ロスカットの体験者
エフ男

ロスカットって、そんな大切な仕組みだったんですね!てっきり業者側の嫌がらせかと思ってましたよ

ただし、意図しないタイミングで強制的に決済されてしまうため、逆に大損してしまう場合もあります。

以下、ロスカットの仕組みや未然に防ぐ方法についても解説します。

ロスカット値は「証拠金維持率」よって決まる

ロスカットの基準は「証拠金維持率」によって判断されます。

証拠金維持率とは、取引に必要な証拠金に対する資産評価額の割合のこと。計算式は以下の通りです。

証拠金維持率 = 時価評価総額(資産評価額) ÷ 必要証拠金(取引必要証拠金) × 100

つまり、FX口座のお金が時価評価でどのくらい残っているかで判断されるわけです。

FX会社のロスカットルールを比較

証拠金維持率が何%でロスカットされるかのルールは、業者によって異なります

以下、各FX会社のロスカット値(証拠金維持率)の一覧です。

FX会社ロスカット値
(証拠金維持率)
詳細
外貨ネクストネオ100%~50%未満
(10%刻みに自身で設定可)
詳細
外為オンライン【 L25R】100%未満
【 L25】20%未満
詳細
LIGHT FX
100%以下詳細
みんなのFX100%以下詳細
YJFX!50%を下回った時詳細
LION FX100%未満詳細
JFX100%未満詳細
GMOクリック証券50%以下詳細
FXプライムbyGMO80%を下回った場合詳細
DMM FX50%以下詳細

外為どっとコム…自分で10%刻みに設定可能

外為どっとコムのロスカット値

外為どっとコム「外貨ネクストネオ」では、自分でロスカット値を10%刻み(100%~50%の間)に設定することができます。

管理画面から簡単に変更できるので、「最初は100%で始めて、慣れてきたら徐々に下げていきたい」という場合にも最適です。

外為オンライン…コースによって設定が異なる

中には外為オンラインのように、選択するコースによってロスカット基準が異なる場合もあります。

ロスカット基準

↑このように、外為オンラインでは口座開設時に最小取引単位やロスカット基準が異なる4つのコースから選択できます。

GMOクリック証券…ロスカットで手数料が発生

ロスカット手数料がある業者

ほとんどのFX会社ではロスカットされても手数料などはかからないのですが、GMOクリック証券では1万通貨単位あたり500円(税込)の手数料が発生します。

FX業者のお客様
エフ男

ロスカットされた上に手数料も取られるとは…!踏んだり蹴ったりですね

何千万円もの大金を取引している専業トレーダーからしたら微々たるものかもしれませんが、初心者にとっての500円は踏んだり蹴ったり殴られたりすっ転んだりといった感じですよね。

ただし、ロスカットはあくまで最終手段。ギリギリの状態で無理な取引をしないためにも、多少の手数料があってもいいかもしれません。

ロスカットは私たちトレーダーの資産を守ってくれる大切な仕組みなのですが、予期せぬタイミングで決済されてしまうため500円どころの騒ぎではないくらいの大損をしてしまう場合もあります。

以下、ロスカットを防ぐ方法についても確認していきましょう。

初心者必見!ロスカットを避けるための方法 3つ

ロスカットを避ける方法は、主に以下の3点です。

1. 早めの損切りを心がける

損切り」とは、ある程度損失が膨らんでいるときに、それ以上被害が拡大しないよう早めに決済すること。

「損切りができない」のは、初心者の代表的な失敗例として広く知られています。

…なんて偉そうに言っているこの私も、初心者の頃はなかなか損切りする決心がつかず、マージンコールが来る度にFX口座に入金するというドロ沼にハマった経験があります。

そして入金してもレートが下げ止まらず、ロスカットを避けるために入金を繰り返し…

…その後、どうなったと思います?

結局ロスカットされて大損しました。泣

ロスカット体験者
エフ男

笑っていいのか困っちゃう感じの生々しい体験談ですね

損切りのタイミングや方法については、「損切りできない人必見!大損回避のタイミングをホリエモンに学ぶ」をご覧ください。

損切りを徹底するには逆指値注文(ストップ注文)が有効です。

逆指値注文とは、損失が拡大するのを防ぐためにあえて不利な状況を指定する注文方法です。

「予想が外れて、このままじゃロスカットされちゃうかも…。もしこのまま〇〇円まで下がっちゃったら取引終了したい!」というときに使います。

詳しくは「指値注文・逆指値注文とは?覚え方をわかりやすく解説!」をご覧ください。

それでも損切りがうまくできない場合、自動売買(システムトレード)に頼るのもおすすめです。

あらかじめ決められたシステムに従って理性的なトレードをしてくれるため、初心者にとっては資金管理が楽というメリットもあります。

自動売買については「【少額OK】FX自動売買は儲かる?初心者におすすめの始め方とは?」にて詳しく解説しています。

2. 証拠金に余裕を持って取引する

ロスカットを避けるには、証拠金に余裕を持って取引するのも大切。

証拠金に余裕も持って取引すると言っても、「大金を預けた方がいいよ!」という意味ではありません。

預けている証拠金は一部だけ使うようにして、残金を常に残しておきましょう。

初心者のうちはトレードが楽しくてついついポジションを増やしてしまいがちですが、証拠金をフルに使ってトレードしていると一瞬でロスカットされます。

3. レバレッジを低く設定しておく

レバレッジとは、少額でも何倍もの金額が取引できるしくみのこと。

レバレッジの倍率を高くしていると、それだけ損失が出始めたときにロスカットされやすくなってしまうのです。

FX業者のお客様
エフ男

レバレッジを低くするって、具体的にどうすりゃいいの?

レバレッジは自分で計算&コントロールすることができます。

レバレッジの詳細・計算方法などは、「【レバレッジとは?】リスクを知って上手に付き合う方法」をチェックしてみてくださいね。

ロスカットまとめ

  • ロスカットとは、業者側が強制決済する仕組みのこと
  • 業者によってロスカットルールは異なる
  • ロスカットを避けるには、早めの損切りが大切

ロスカットは突然バッサリ行われるのではなく(バッサリの場合もありますが)、多くのFX会社では事前にマージンコールという形で「そろそろ口座のお金危ないですよ〜」という警告をしてくれます。

ただしマージンコール自体がないFX会社もありますので、取引画面で「証拠金維持率」の欄は常にチェックしておきましょう。

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