株式投資とFXって、初心者にはどっちが難しくてどっちが楽しいんだろう?
投資を始めようと思い、株かFXで悩んでいる人も多いことでしょう。まずは、こちらの比較表をご覧ください。
株式 | FX | |
---|---|---|
必要な資金 | 数万円〜数十万円 | 約4000円 |
取引時間 | 平日9時~15時 (11時半〜12時半を除く) | 平日24時間 |
メリット | 配当金・株主優待 | スワップポイント |
FXって、株式よりもだいぶ少額から始められるんですね
ご覧の通り、必要最低額や取引時間ではFXの方が圧倒的に自由度が高いのです!
特有のメリットに関しては、FXと株式ともに諸条件が異なるため、一概にどちらの方が有利というわけではありません。
それぞれのメリット・デメリットを比較しつつ、なぜ株式よりもFXの方がおすすめなのかを詳しく解説します。
株式とFXの違い1:「必要な資金」で比較
- 【株】…数万円〜数十万円の資金が必要
- 【FX】…約4000円の少額でOK
株の場合は銘柄によって異なるのですが、最も少額でも数万円〜の資金が必要です。
それぞれ「単元株」が決まっていて、通常100株もしくは1000株単位で取引されているため、上場企業の株を保有しようとすると数十万円ほどの資金が必要になる場合も少なくありません。
なかにはファーストリテイリング(ユニクロやGUの運営会社)のように、最低でも900万円前後(※)の資金が必要な銘柄も存在します。※2021年現在
きゅ、900万円…!わいの2年分の年収より高額じゃないかい…
一方でFXの場合は、業者によって最低取引単位が1万通貨と1000通貨の場合があります。1000通貨単位の場合は、4000円ほどの少額で取引可能!
ただし、DMM FXなど一部のFX会社は少額に対応していないので要注意です。
少額で取引できるFX会社は、「1000通貨対応のおすすめFX会社・口座一覧」にて紹介しています。
株式とFXの違い2:「取引時間」で比較
- 【株】…平日9時~15時(11時半〜12時半を除く)のみ
- 【FX】…平日24時間いつでも取引可能
株式の取引は、平日の9時~11時30分と12時30分~15時。11時半〜12時半は昼休みになってしまいます。
サラリーマンが株取引をする場合は昼休みの時間も重なってしまうため、勤務時間中にスマホを片手にトイレに駆け込むことになります。
これは完全に同僚に勘づかれて、上司にチクられるパターンですね
株式でもネット証券をうまく利用すれば時間外でも注文することはできるのですが、取引時間ではFXの方が圧倒的に融通が利きます。
なぜなら、FXは平日24時間取引可能!日本時間の深夜や早朝でも、世界中で活発に相場が動いています。
24時間取引できるのは、サラリーマンや主婦、学生さんにも嬉しいですね
また、(自動売買)システムトレードを利用して、24時間自動的にトレードするという方法もあります。自動売買ならトレンドを追い続ける必要がないため、取引にあまり時間が割けないサラリーマンの方にもおすすめです。
株式とFXの違い3:「特有のメリット」で比較
- 【株】…配当金・株主優待がある
- 【FX】…海外との金利差(スワップポイント)で稼げる
株には配当金というものがあります。これは、企業が利益を得たときに、出資者の株主にその利益を還元するもの。配当金の金額は業績によって変わるため、業績が悪い場合は0円ということもあります。
また、株には株主優待もあります。株主優待は企業から株主へのプレゼントのようなもので、割引券やQUOカードなどがもらえるケースが多いです。
↑中には桐谷広人さんのように、400銘柄以上の株を保有して配当金と株主優待で生活している方もいます。
配当金と株主優待で生活…!まさに不労所得っすね
しかし、こちらの桐谷広人さんは3億円もの優待株を保有していますし、素人がいきなり3億円もの株を保有したところで株価の下落で大損する可能性も大いにあります。
3億円の金融資産があったとしても、投資の初心者がいきなり配当金と株主優待だけで生活できる状態を作るのはまず難しいでしょう。
一方、FXにはスワップポイントという仕組みがあります。日本円のように低金利(政策金利-0.10%)の通貨で海外の高金利通貨を買うと、その金利差を現金還元してくれるのです!
FXと聞くと忙しくトレードを繰り返すイメージがありますが、このスワップポイントを目的として放置し続けるトレーダーも少なくありません。
しかし、受け取れるスワップポイントはFX会社によって大きく異なります。スワップポイントが高いFX会社は「スワップポイント比較一覧表」で紹介しています。
株式とFXの違い4:「嫁(夫)ブロック」で比較
嫁(夫)に限らず、投資をしていることを同居の家族に隠しておきたい方も多いことでしょう。
FXの場合は内緒のまま続けることもできるでしょうが、実は株式投資の場合はほぼ確実に家族にバレます。
株式投資をしていると、株主総会招集通知、配当金計算書、株主優待券などの郵便物がバンバン届くんですよね。
1つの銘柄につき最低でも2〜3通は封筒が届くので、複数の銘柄を保有している場合はいくらポストをこまめにチェックしまくっても家族に隠し通すのは難しいでしょう。
もちろん、証券口座を開設したときなんかも封筒が届きますからね
一方、FXの場合は口座開設したときくらいしか郵便物が届かないので、株式投資に比べたら家族にバレにくいという知られざるメリットがあります。
もちろん家族から理解が得られるのが一番ですが、頑固なおじいちゃんおばあちゃんと同居してるなんて場合もありますからね
まとめ:株式がおすすめな人・FXがおすすめな人
▼ 株式がおすすめな人
- 投資資金に余裕がある人
- 仕事中も時間に融通が利く人
- 特定の企業をよく利用していて、株主優待が受けたい人
- 同居の家族から投資に対しての理解が得られている人
▼ FXがおすすめな人
- なるべく少額で投資を始めたい人
- 自由な時間に取引したい人
- あまり時間をかけず、基本的に放置で稼ぎたい人
- 同居の家族には内緒でコッソリ投資を始めたい人
株よりもFXの方が、私みたいな庶民に優しい感じですね
初心者には、株式よりも少額から取引できるFXから始めるのが断然おすすめですよ。
実はFXの知識は、株式投資にも大いに役立ちます。米国株の取引するのであれば為替の知識は必須ですし、日本株でも円高か円安かで動きが大きく異なってきます。
また、テクニカル分析の方法も、FXと株式でさほど違いはありません。フィボナッチなど、FXでも株式でも使えるチャート分析方法は多々あります。
私の場合はFXについて一通り学んでから株式を始めたのですが、FXの知識や経験がとても良い下地になりました。
FXの仕組みや始め方については、「FX(エフエックス)とは?やり方は?リスクやデメリットも徹底解説」を参考にしてみてくださいね。
また、同じ内容の取引をしても、利用するFX口座によって利益が大きく異なってきます。
初心者でも使いやすくて利益が生み出しやすいFX口座は「おすすめFX会社ランキング」にて紹介しています。
もしどちらにしようか迷っていたら、FX株も同時に始めてみるというのも一つの方法です。
実際にやってみないと、どっちが自分に合っているかどうか分からないですもんね
要チェック!株式とFXを両方始める際の注意点
ただし!株式とFXを同時に始める場合、注意しておきたいことがひとつあります。
岡三証券や楽天証券など、株式とFXを両方取り扱っている証券会社もありますが、株式で好条件な取引ができる業者でも必ずしもFXでも好条件とは限りません。
例えば上記3社は株式などでは定評がありますが、初めてFXをする初心者にはおすすめしません。
その理由は、以下の通りです。
上記のデメリットは初心者では気づきにくいため、「面倒だから同じ会社でいっか」と適当に始めるとジワジワ損し続ける可能性もあるので要注意です。
初心者におすすめのFX口座は、下記のページをご覧ください。