
「自動売買」って何なの?自動販売機の親戚みたいな…?
自動売買とは機械が自動的にFX取引してくれるシステムのことで、「システムトレード」とも呼ばれています。
勝手に最適なタイミングでトレードしてくれるので、私たちトレーダーは基本的に放置でOK!システムが自動的にプロさながらの取引をしてくれるという優れモノなのです。
自動売買は2012年頃から登場したトレード手法なのですが、あまりの便利さにもはやFXで一般的な取引方法となりつつあります。
私がFXを始めた頃はまだ無かったのですが、便利な世の中になったものです…!

これはもう、使わないと損なレベルに便利ですね
以下、自動売買のデメリットや注意点なども確認していきましょう。
FX自動売買のメリット 3つ
1. ずっと取引画面を見ていなくていい
ずっと値動きを確認してソワソワしている心配がないこと。これが自動売買の1番のメリットですね!

「値動きが気になって仕事に集中できない~!」…ってこと、結構あるからなぁ
自動売買なら、私たちが仕事しているときも寝ているときもデートしているときも、コンピューターが最適なタイミングで勝手にトレードしてくれます。

FXって鬼の形相でチャートを追い続けるイメージだったけど、自動売買ならその必要もないってことですね
2. 感情に左右されずFX取引ができる
1年間で利益を上げている個人投資家は全体の10%ほどだといわれていますが、その理由としては知識や技術というよりも心理的な部分が大きいのです。
例えば、初心者の典型的な負けパターンに「『損切り』ができない」というものがあります。
「損切り」とは予想と反した値動きとなった場合にある程度の損失を覚悟して決済すること。
これがなかなか勇気がいる行為なので、初心者のうちはなかなか決心がつかないままどんどん損失を膨らませてしまうのです。
一方自動売買の場合、常にシステム通りに理性的なトレードしてくれるので、こうしたドロ沼にハマる心配もありません。
3. 難しい分析方法を覚えずに始められる
FXでは、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析などの分析方法を学んでいるかどうかで利益に大きな差が出ます。
しかし初心者の場合、一通り分析方法を学ぶだけでもかなり時間がかかります。
例えばテクニカル分析には、移動平均線や一目均衡表などなど、多数の種類が存在するのです。

私はテクニカル分析を学んでいる段階で、FXアレルギーを発症しかけましたね…
その点、自動売買の場合は細かいテクニカル分析について学ばすに始められるのも大きなメリットです。

自動売買で取引しながら、のんびり分析方法について学ぶのもアリですな
FX自動売買のデメリット 2つ
1. 儲からない(大損する)可能性もある
自動売買は、結果が出るまでに多少時間がかかるのも特徴のひとつ。ただし、最初の1週間ほどで損失が出てしまった場合でも、2か月、3か月と続けていくことでトータルでプラスとなる可能性も大いにあります。

↑例えばこちらは、トレイダーズ証券のみんなのシストレで好成績を上げているプログラム(ストラテジー)ですが、6か月の長期で見ると大きな利益を上げています。

↑しかし、一時的にマイナスとなっている時期もあります。
どんなに優秀なプロトレーダーでも損失を出さない人はいないように、自動売買でも損失が出る期間もあります。
自動売買では初めから大きな利益を期待せず、最低でも1〜2か月ほどは様子見するのがおすすめですよ。
2. ある程度まとまった金額を投資した方が有利
自動売買の種類にもよりますが、数千円の資金よりもある程度まとまった金額でトレードした方が有利になる傾向があります。
ただし、自動売買も種類によっては多少のコツが必要なので、最初は少額から始めて慣れてきてから金額を増やすのがおすすめですよ。
みんなのシストレなど、6,000円ほどの少額で始められる自動売買はこの後詳しく紹介します。
FX自動売買は大きく分けて4種類!
自動売買には、大きく分けて以下の4種類があります。
- 選択型(初心者向け)
- リピート型(初心者〜中級者向け)
- 設定型(中級者〜上級者向け)
- MT4(プロ向け)
以下、種類ごとの特徴・取り扱い業者を一覧にしてみました。
1. 選択型【初心者向け】
選択型の自動売買では、FX会社があらかじめ用意してくれているプログラム(ストラテジー)を選択するだけでOK。

選ぶだけでいいなら、私でも簡単にできそうですね
注意点としては、一つのプログラムだけに頼り過ぎないこと。プログラムによって利益が生み出しやすい局面が異なるので、数種類に分散しておきましょう!
選択型の自動売買では、トレイダーズ証券のみんなのシストレが最もおすすめです。
2. リピート型【初心者〜中級者向け】
| FX会社 | 自動売買(リピート型) | 最小取引単位 | おすすめ度 | 手軽さ | 機能性 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| みんなのリピート注文(みんなのシストレ) | 1000 | ◎ | ◎ | ◯ | 詳細 | |
| トライオートFX | 1000 | ◎ | ◯ | ◎ | 詳細 | |
| ループイフダン | 1000 | ◎ | ◯ | ◯ | 詳細 | |
| トラッキングトレード | 1000 | ◎ | ◯ | ◯ | 詳細 | |
| iサイクル2取引 | 1000 | ◯ | ◯ | ◯ | 詳細 | |
| トラリピ | 1000 | ◯ | ◯ | ◯ | 詳細 | |
| ループ・イフダン | 1000 | ◯ | ◯ | ◯ | 詳細 | |
| オートレール | 1000 | △ | △ | ◯ | 詳細 |
リピート型は、今最もアツい注目を集めている自動売買。あらかじめ設定しておいた範囲の中で、何度も注文&決済を繰り返してくれます。

リピート型めっちゃ種類あるけど…どれが使いやすいんかなぁ?
リピート型の自動売買では、インヴァスト証券のトライオートFXがおすすめですよ。
利益率が高い注文方法をランキング形式にしてくれているので、先ほど紹介した選択型の自動売買と同じく好みのものを選択するだけでOKです。
3. 設定型【中級者〜上級者向け】
設定型は、基本的に自分自身で設定するタイプの自動売買。
トライオートFXなどでは、選択型のようにあらかじめ用意されたストラテジーを選択するだけでもOKです。

トライオートFXって、さっきリピート型でも紹介してたじゃん…?ボケちゃったの?
エフ男くん、意外にちゃんと人の話聞いてるんですね。
トライオートFXは自分で細かな設定もでき、またリピート型のように注文を繰り返すこともでき、さらには選択型のようにストラテジーを選んで簡単設定もできちゃうという万能選手なのです!

めちゃめちゃ料理上手で勉強もできちゃうイチロー選手、って感じですかね
トライオートFXは、「その辺の初心者と一緒にしてもらっちゃ困るぜ!自動売買王に、オレはなる!!」という方に非常におすすめです。
公式サイト トライオートFXの詳細・キャンペーン情報はこちら
4. MT4【プロ向け】
MT4(メタトレーダー4)とは、世界中で利用されているFXのプラットフォームのこと。こちらも基本的に自身でのプログラミングが必要なため、プロ向けです。

↑MT4の取引ツールはこんな感じですので、初心者ではチンプンカンプンかと思います。
MT4については「MT4とは?」を参考にしてみてくださいね。ちなみに、開発元のMetaQuotes社はMT4の新規開発を終了し、後継のMT5に力を注いでいます。
少額でOK!初心者向けの自動売買 TOP4
初心者には、基本的にストラテジーを選択するだけ→あとは放置でOKな以下の4つの自動売買が特におすすめ!
| FX会社 | 自動売買 | 種類 | 最小取引単位 | おすすめ度 | 手軽さ | 機能性 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| みんなのシストレ | 選択 | 1000 | ◎ | ◎ | ◯ | 詳細 | |
| トライオートFX | 設定 | 1000 | ◎ | ◯ | ◎ | 詳細 | |
| ループイフダン | リピート | 1000 | ◎ | ◯ | ◯ | 詳細 | |
| トラッキングトレード | リピート | 1000 | ◎ | ◯ | ◯ | 詳細 |
上記5つの自動売買は全て最小取引単位が1,000通貨なので、約6,000円から自動売買が始められます。
トレイダーズ証券のみんなのシストレは、最初にストラテジー(プログラム)を選択するだけであとは自動で取引してくれます。

みんなのシストレでは利益率の良いストラテジー(プログラム)をランキング形式にしてくれているので、好みのものを選択すれば簡単に自動売買が始められますよ。

なんだかSNSみたいで楽しげっすね
こちらのランキングには、元々用意されているプログラムと私たちと同じリアルトレーダーが一緒にリストアップされています。
プログラムだけで検索することもできるのですが、プロ並みの好成績を上げているトレーダーさんも多数いるので、色々チェックしてみるのがおすすめ!
公開されているストラテジーは全てトレーダーさんの許可済みなので、勝手にコピーして「真似しやがって!」とブチ怒られる心配もありません。
(↑ちなみに上の画像で私がフォローしているのは、プログラムではなくリアルなトレーダーさんです)
なるべく簡単かつ少額で自動売買を始めたい場合は、みんなのシストレがおすすめです。
インヴァスト証券の自動売買口座、トライオートFX!
先ほど紹介したように基本的に自分で設定する仕様なのですが、選択型のように用意されたストラテジーを選ぶこともできますし、リピート型のように一定の範囲の中で、何度も売買を繰り返すこともできます。

初心者だけでなく、中上級者でも使いやすそうっすね
アイネット証券のループイフダンは、自動的に何度もリピート注文してくれるためより効率的に稼ぐことができます。
なんと、2019年度には約80%の投資家が利益を上げているんですよ。

普通だと10%ほどなのに、80%って驚異的ですなぁ

ループイフダンもリピート型ではあるものの、選択型の自動売買と同じくあらかじめ用意された注文方法を選択するだけOK!

ちなみに、取引ツールのログイン画面はこんな感じ。そのうち大冒険が始まりそうな雰囲気を醸し出しています。
アイネット証券と同じく、ひまわり証券もループ・イフダンという自動売買を取り扱っていますが、アイネット証券からライセンスを受けて運営しているため取引ツールの仕様などはほぼ同じです。

同じ名前なんで、てっきりどっちかがパクったのかと思ってヒヤヒヤしちゃいましたわ
ただし、スワップポイントや通貨ペア数などの条件では、ひまわり証券よりアイネット証券の方が優勢です。
FXブロードネットでは、ループイフダンと同じくリピート型のトラッキングトレードという自動売買が利用できます。

実はこのトラッキングトレード、外為オンラインからライセンスを受けて運営しているため、iサイクル2取引とほぼ同じ仕様です。
が、しかし!FXブロードネットは外為オンラインよりスプレッドが狭いため、トラッキングトレードの方が低コストで自動売買ができちゃいます。
「完全に自動売買に頼るのは不安…」というあなたへ
「為替予想は自動でしてほしいけど、注文は自分でしたいなぁ…」という方には、チャート分析ツールを利用するのもおすすめ!
外為どっとコムが提供しているツールでは、過去のチャートの中から近似したものを探し出し、今後どのように相場が動くか自動予測してくれます。
初心者でも直感的に売買タイミングが判断できて、とっても便利ですよ。
これらのツールを利用すれば、売買タイミングの判断などは自動でお任せ、実際の注文は自分で行うということも可能です。

これなら「いきなり自動売買に頼るのは不安…」って場合も安心ですね
また、同じようなチャート分析ツールは、先ほどおすすめの自動売買で紹介したひまわり証券でも利用可能!
それぞれのツールを比較したい場合は「初心者でも楽々チャート分析!FXのおすすめ便利ツール一覧【無料】」をご覧ください。
FX自動売買で気をつけたい7つのポイント
FX自動売買は、初心者にとっても始めやすく、うまく使えば心強い味方になってくれます。
ただし、「自動」という言葉に油断すると、思わぬ落とし穴にズボッとハマることもあります。
ここでは、FX自動売買を始める前に知っておきたい注意点を、わかりやすく紹介します。
夢を見すぎないこと
FX自動売買と聞くと、「放っておくだけでお金が増えるのでは?」と期待してしまうかもしれません。
気持ちはとてもわかります。できれば私も、寝ている間に口座残高だけ育っていてほしいです。
ただ、どんなに優秀なEAでも、ずっと勝ち続ける保証はありません。
相場は毎日変わります。昨日まで調子がよかった手法が、急にかみ合わなくなることもあります。
「すぐに稼げそう」と思って大きな資金を入れてしまうと、思った以上に早く資金を減らしてしまうこともあります。
まずはデモ口座や少額運用で試しながら、どのくらい負ける可能性があるのかを確認しておきましょう。
自動売買は夢のある仕組みですが、夢を見すぎず、現実的な目線で始めることが大切です。
資金管理を徹底する
FXでは、資金管理がとても大切です。
むしろ、資金管理こそが本体で、トレード手法はその横にいる相棒くらいに考えてもいいかもしれません。
持っているお金をすべて運用に回してしまうと、相場が急に動いたときにロスカットされるリスクが高くなります。
運用に使う資金は、全体の3〜5割程度に抑え、残りは余裕資金として残しておくと安心です。
また、ロット数、つまり取引量も最初に決めたらむやみに増やさないことが大切です。
勝ちが続くと、つい「もう少しロットを上げてもいけるのでは?」と思いがちです。
ですが、その気のゆるみが大きな損失につながることもあります。
FXでは、「お金を増やすこと」よりも、まず「お金を守ること」を意識しましょう。
バックテストをあてにしすぎない
EAの広告では、「過去にこれだけ勝てました!」というバックテスト結果をよく見かけます。
きれいな右肩上がりのグラフを見ると、つい心が前のめりになりますよね。
ただし、バックテストはあくまで過去のデータをもとにした結果です。
中には、過去の相場に合わせてかなり都合よく調整されているケースもあります。
過去に勝てたからといって、これからも同じように勝てるとは限りません。
バックテストを見るときは、勝率や利益だけでなく、「最大でどのくらい負けたのか」も必ず確認しましょう。
できれば、別の通貨ペアや期間でも成績をチェックしておくと、より安心です。
バックテストは大切な参考材料ですが、信じすぎは禁物です。占いよりは参考になりますが、未来を保証してくれる魔法の水晶玉ではありません。
完全にはほったらかしにしない
FX自動売買は便利ですが、完全放置はおすすめできません。
「自動」とはいえ、相場までこちらの都合に合わせて自動で穏やかになってくれるわけではありません。
経済指標や要人発言、大きなニュースによって、相場が急に動くことがあります。
そのときにEAの設定が相場に合っていないと、一気に損失が広がることもあります。
証拠金維持率や含み損は、週に何回か確認する習慣をつけておきましょう。
また、EAのアップデート情報や、設定変更のお知らせも見逃さないようにしたいところです。
自動売買は「放置するもの」というより、「見守りながら育てるもの」と考えると、長く付き合いやすくなります。
いろいろな作戦を組み合わせる
ひとつのEAや通貨ペアに、すべての資金を集中させるのはリスクが高めです。
そのEAの調子が悪くなったとき、資金全体に大きなダメージが出てしまう可能性があります。
トレンド相場に強いタイプ、レンジ相場に強いタイプ、短期型、長期型など、複数の作戦を組み合わせるのがおすすめです。
そうすることで、ひとつが不調でも、別のEAがカバーしてくれることがあります。
ただし、見た目は違っても中身が似たようなロジックばかりだと、同じタイミングで負けてしまうこともあります。
「いろいろ持っているつもりが、実は同じ味のラーメンを並べていただけ」みたいな状態には注意しましょう。
特徴の違うEAや通貨ペアをバランスよく組み合わせることで、より安定した運用を目指しやすくなります。
システムのアップデートを確認する
FX市場は常に変化しています。
そのため、自動売買システムも、定期的なアップデートや見直しが必要になることがあります。
以前はうまく機能していたEAでも、相場環境や通貨ペアの値動きが変わることで、成績が落ちてしまう場合があります。
利用しているEAの開発者が、定期的にアップデートを行っているかどうかは確認しておきましょう。
また、自分で設定を変更できる場合は、運用状況を見ながら必要に応じて最適化することも大切です。
スマホのアプリも放置しすぎると不具合が出るように、EAも定期的なメンテナンスが必要です。
「買って終わり」ではなく、「使いながら整えていく」という意識を持っておきましょう。
信頼できる業者を選ぶ
FX自動売買を利用するなら、信頼できるFX業者を選ぶことも大切です。
業者によって、スプレッドや手数料、約定力、システムの安定性などに違いがあります。
コストが高かったり、注文が通りにくかったりすると、EA本来の力を発揮しにくくなることもあります。
また、トラブルがあったときにサポート体制がしっかりしているかどうかも重要です。
口コミや評判を調べることで、実際に使っている人の声を参考にできます。
ただし、口コミもすべてをうのみにせず、複数の情報を見比べるようにしましょう。
最終的には、自分の運用スタイルや目的に合った業者を選ぶことが大切です。
以上が、FX自動売買を始めるときに気をつけたいポイントです。
自動売買は、忙しい人や初心者にとっても魅力的な運用方法です。
ただし、システムの信頼性を確認すること、資金管理を徹底すること、そして完全に放置しないことが大切です。
便利な仕組みだからこそ、うまく付き合えば心強い味方になります。
焦らず、無理をせず、自分に合ったペースでFX自動売買を活用していきましょう。
自動売買が「儲からない」と言われる理由と対処法
FX自動売買は、うまく使えばとても便利な仕組みです。
ただ一方で、「思ったより儲からない」「むしろ減ったんだけど……」という声があるのも事実です。
では、なぜ自動売買は儲からないと言われるのでしょうか。
ここでは、その理由と対処法をわかりやすく紹介します。
相場は常に変化しているから
FX自動売買の大きな弱点は、基本的に過去のデータやルールをもとに取引していることです。
しかし、相場は毎日まったく同じように動くわけではありません。
政治ニュース、経済指標、金融政策、戦争、金融危機などによって、相場は急に大きく動くことがあります。
昨日まで調子よく勝てていたルールが、今日から急にかみ合わなくなることもあります。
相場さん、なかなか気まぐれです。こちらの都合に合わせて動いてはくれません。
そのため、「過去に勝てたから、これからもずっと勝てる」とは考えないほうが安全です。
対策としては、自動売買を完全に放置せず、定期的にストラテジー、つまり取引ルールを見直すことが大切です。
成績が悪化していないか、今の相場に合っているかをチェックしながら運用しましょう。
勝てない設定を選んでしまう
自動売買を始めたばかりの人は、つい「利益が大きく見える設定」を選びたくなります。
バックテストのグラフが右肩上がりだと、思わず心も右肩上がりになりますよね。
しかし、利益が大きく見える設定ほど、裏側に大きなリスクを抱えていることもあります。
たとえば、ナンピンやマーチンゲールといった手法は、調子がいいときは利益が積み上がりやすいです。
ただし、相場が大きく逆行すると、一気に資金を失う危険があります。
「コツコツ増えていたのに、ある日ドカンと減る」というパターンには注意が必要です。
知らずに危険な設定を選んでしまうことは、自動売買で儲からない原因のひとつです。
対策としては、いきなり本番運用せず、まずはデモ口座や少額でしっかり検証しましょう。
口コミやランキングだけを信じるのではなく、自分の目でリスクを確認することが大切です。
スプレッドや手数料が重くのしかかる
自動売買は、小さな利益を何度も積み重ねるタイプのものが多くあります。
そのため、スプレッドや手数料の影響をかなり受けやすいです。
たとえば、1回の利益が10pipsでも、スプレッドが2pipsあれば、実際に残る利益は8pipsになります。
一回だけなら小さな差に見えますが、これを何十回、何百回と繰り返すと、かなり大きなコストになります。
気づいたら、利益の一部どころか、かなりの部分がコストに持っていかれていた……なんてこともあります。
まるで財布の底に小さな穴が開いているようなものです。少しずつ、でも確実に減っていきます。
対処法は、スプレッドが狭く、取引コストの低いFX業者を選ぶことです。
また、むやみにエントリー回数が多い設定は避けたほうが無難です。
自動売買では、利益だけでなく「コストを差し引いた後に本当に残るのか」を見ることが大切です。
メンタルを放棄してしまう
自動売買という名前を聞くと、「自分は何もしなくていい」と思ってしまうかもしれません。
たしかに、エントリーや決済を自動で行ってくれるのは大きなメリットです。
ただし、完全に放置していいわけではありません。
相場が急変したり、設定が今の相場に合わなくなったりすると、大きな損失につながることがあります。
自動売買だからといって、口座を見ずに放置していると、大損してから「え、いつの間に?」となることもあります。
これ、なかなか心臓に悪いです。
自動売買は「完全放置」ではなく、「半自動でサポートしてくれる仕組み」と考えるのがおすすめです。
日々の値動きや証拠金維持率をチェックし、危ないと感じたら止める勇気も必要です。
何もしない勇気も大事ですが、止める勇気はもっと大事です。
資金管理ができていない
どれだけ優秀な自動売買でも、資金管理ができていないと長く続けるのは難しくなります。
資金が少なすぎたり、ロットを大きくしすぎたりすると、少し相場が逆に動いただけで一気に苦しくなります。
FXで生き残るために大切なのは、派手に勝つことよりも、まず退場しないことです。
ここを軽く見てしまうと、どんなに良いEAを使っても結果が安定しにくくなります。
一撃で大きく稼ごうとする設定は、短期的にはうまくいくこともあります。
しかし、長く続けるほど大きな損失を受けるリスクも高くなります。
安全に運用するなら、1回の取引で大きなリスクを取らず、資金に対して無理のないロットで始めることが大切です。
目安としては、1回の取引で失ってもよい金額を資金の1〜2%程度に抑える考え方があります。
もちろん、運用するEAの特徴や通貨ペアによっても適切なリスクは変わります。
焦って大きく増やそうとするより、コツコツ続けるほうが、結果的に資金を守りながら利益を狙いやすくなります。
FXでは、「早く儲けたい」という気持ちより、「長く生き残る」ことを優先しましょう。
自動売買が儲からないと言われる理由は、システムそのものが悪いというより、使い方や管理方法に原因があるケースも多いです。
相場に合った設定を選び、コストを意識し、資金管理を徹底することで、自動売買のリスクはある程度抑えられます。
大切なのは、「自動だから安心」と思い込まないことです。
自動売買は、頼れる相棒にはなりますが、すべてを丸投げできる執事ではありません。
適度に見守りながら、自分に合ったペースで活用していきましょう。
自動売買に向いている人・向いていない人
FX自動売買は、誰にでもピッタリ合う万能ツールではありません。
相性がいい人もいれば、「ちょっと待った、その使い方は危ないかも」という人もいます。
ここでは、自動売買に向いている人・向いていない人の特徴をわかりやすく紹介します。
自動売買に向いている人
感情に左右されやすい人
まず、感情に左右されやすい人にとって、自動売買は心強い味方になってくれます。
人間はどうしても、利益が出ると「もっと伸びるかも」と欲が出て、損が出ると「早く何とかしなきゃ」と焦ってしまうものです。
そして気づけば、最初に決めたルールをどこかへ置き忘れて、勢いで取引してしまうこともあります。
FXあるあるですね。置き忘れたルール、だいたい損した後に見つかります。
その点、自動売買はあらかじめ決めたルールに沿って機械的に取引してくれます。
感情に振り回されにくくなるため、冷静な判断が苦手な人には向いている方法といえるでしょう。
忙しい人
本業や家事、育児などで忙しく、なかなかチャートを見る時間が取れない人にも自動売買は向いています。
FXはチャンスがいつ来るかわかりませんが、ずっと画面に張りついているのは現実的ではありません。
仕事中にチャートを見すぎて、上司よりドル円の顔色をうかがっている状態になるのも困ります。
自動売買なら、あらかじめ設定したルールに従って取引してくれるため、時間がない人でも運用しやすくなります。
もちろん完全放置はおすすめできませんが、チャートを見る時間を減らせるのは大きなメリットです。
コツコツ派の人
自動売買は、コツコツ積み上げることが得意な人にも向いています。
FXというと、一気に大きく稼ぐイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、長く続けるうえで大切なのは、一発逆転を狙うことよりも、無理なく利益を積み重ねることです。
自動売買は、小さな利益を少しずつ狙っていくタイプの運用と相性がよい仕組みです。
「派手さより安定感」「ドカンよりコツコツ」という人には、比較的向いているといえるでしょう。
自動売買に向いていない人
すぐに大金を稼ぎたい人
一方で、すぐに大きなお金を稼ぎたい人には、自動売買はあまり向いていません。
自動売買は、基本的にルールに沿って淡々と取引する仕組みです。
短期間で資金が何倍にもなるような、夢のジェットコースターではありません。
むしろ、リスクを抑えながら少しずつ利益を狙う使い方が基本です。
「今月中に一気に稼ぎたい!」という気持ちで始めると、無理な設定を選んでしまい、逆に大きな損失につながることもあります。
自動売買は、焦らず長く付き合うものだと考えておきましょう。
仕組みを理解しようとしない人
仕組みを理解しようとしない人も、自動売買にはあまり向いていません。
自動売買と聞くと、「全部おまかせで大丈夫」と思ってしまうかもしれません。
たしかに取引自体は自動で行ってくれますが、どんな相場でも必ず勝てるわけではありません。
相場が急変したときには、損失が出る可能性もあります。
最低限、「どんなルールで売買しているのか」「どんな相場に強く、どんな相場に弱いのか」は理解しておきたいところです。
中身をまったく知らないまま運用すると、含み損が出たときに不安になり、途中で止めるべきか続けるべきか判断できなくなります。
自動売買は便利ですが、すべてを丸投げできる魔法の箱ではありません。
資金管理ができない人
資金管理が苦手な人も、自動売買では注意が必要です。
FXは、余裕資金で行うのが基本です。
生活費や近いうちに使う予定のお金まで運用に回してしまうと、少し損失が出ただけでも精神的にかなり苦しくなります。
その結果、冷静に判断できなくなり、設定をむやみに変えたり、ロットを上げたりしてしまうこともあります。
これはかなり危険です。焦ったときの人間は、なかなか大胆なことをします。
自動売買を使う場合でも、運用資金、ロット数、損失許容額はあらかじめ決めておくことが大切です。
「これ以上減ったら停止する」というラインを決めておくと、感情に流されにくくなります。
まとめると、自動売買は、感情に左右されやすい人、忙しい人、コツコツ運用したい人には向いています。
一方で、すぐに大金を稼ぎたい人、仕組みを理解しようとしない人、資金管理が苦手な人は注意が必要です。
自動売買は、うまく使えば頼れる相棒になります。
ただし、何でも任せきりにするのではなく、仕組みを理解しながら、自分の資金に合ったペースで活用していきましょう。
まとめ
- 自動売買とは、システムが勝手にトレードしてくれる取引方法のこと
- 最初に設定しておけば、基本的に放置でOK
- システム通りに理性的なトレードをしてくれるため、ドロ沼にハマりにくい
- なるべく手軽に始めたいならみんなのシストレがおすすめ














