
メタトレーダー4ってなんだかカッコ良さげな響きだけど、一体どんなツールなの?
メタトレーダー4(MetaTrader 4)は、世界中で最も多く利用されているFX取引のプラットフォーム。
略してMT4と呼ばれており、自動売買や詳細なテクニカル分析もできる優れモノなのです!

と、とりあえずスゴいツールなんすねっ…!
ただし、MT4は高性能過ぎるため、FXを始めたばかりの初心者が使いこなせるようになるまではかなりの時間が必要です。
もし、「自動売買自体したことがない」「まだ基本的なテクニカル分析も覚えきれていない」という場合は、以下の初心者向けのページも参考にしてみてくださいね。


以下、MT4のメリット・デメリット、始め方、おすすめ業者も紹介します。
MetaTrader 4(メタトレーダー4)とは?
MT4は、世界で最もよく使われている超高性能なFXのプラットフォームです。ロシアにあるMetaQuotes社が開発しました。
チャート機能の高性能さや便利さに定評があり、自動売買も可能です。

ところで、「プラットフォーム」って一体どういう意味?
プラットフォームとは、何かを動かすときの土台となる環境のこと。パソコンで例えると、WindowsとかMacという括りに当たります。
つまりMT4は、世界で一番よく使われているFXの土台・環境ということになります。
非常に高性能なため、テクニカル分析を重視している世界中のFXトレーダーから大きな支持を得ています。
多くのテクニカル指標を同時表示できるのはもちろんのこと、オリジナルで作成したテクニカル指標や自動売買システムなどをインストールすることもできるんですよ。
MT4のメリット 3つ
誰でも無料で利用できる
MT4は、誰でも無料で利用可能!インターネット環境さえあれば、すぐに使い始めることができます。
動作も軽いため、多少スペックが低いパソコンでも快適に使えます。
高機能なFXツールは英語にしか対応していないものも多いのですが、MT4は多言語に対応しているため日本語でも利用できます。
オリジナルのテクニカル指標も使える
過去の動向から未来の値動きを予想するテクニカル指標。
ボリンジャーバンドや移動平均線、ストキャスティクスなどメジャーなものでも20種類以上ありますが、MT4では一般的に使われているテクニカル指標は全て表示できます。
さらに、一般的なテクニカル指標にアレンジを加えたオリジナル指標も表示可能!
テクニカル指標を自分でアレンジするのはもちろんのこと、他の人が開発したオリジナル指標も追加できます。
MT4では、MQL4という独自のプログラミング言語を使い、世界中の多くの人たちが開発に参加しています。
自動売買(システムトレード)が可能
MT4では、EA(エキスパート・アドバイザー)というプログラムを稼働させ、自動売買をすることもできます。
EAは無料・有料のものを合わせ、とても多くの数が流通しています。
MT4はバックテスト機能も充実しており、過去のチャートを使って自動売買の成績を事前にテストすることも可能。より利益が期待できるEAを選ぶことができます。

やはりオリジナルの環境でテクニカル分析や自動売買もできるという点が、MT4の大きなメリットと言えそうですね
ただし!MT4での自動売買はよほどの上級者を除き、あまりおすすめはできません。
MT4で自動売買をする場合、どの業者もスプレッドが広めで取引コストが高く、また優秀なEAを購入しようとすればそれなりの代金が必要です(高ければ優秀という訳ではないですが)。また、さらにVPSなども必要なので、コストが何かと発生します。
もしあなたが初心者〜中級者で「普通の自動売買じゃモノ足りない」というのなら、まずはインヴァスト証券のトライオートFXから試してみるのがおすすめですよ。
初心者でもストラテジーを選ぶだけで自動売買が始められますし、中級者以上なら詳細なカスタマイズも自由自在にできます。
MT4のデメリット 3つ
(基本的に)Macでは使えない
MT4はWindows用に開発されているため、基本的にMacなど他のOSでは利用できません。
が、しかし!「基本的に」と付け加えたのは、Macで使う方法もあるからです。
MacでMT4を使う方法は「MacでMT4(メタトレーダー4)を安全に利用する方法」をご覧ください。
自動売買では常時PCを起動している必要がある
MT4で自動売買を行うためには、常にパソコンを起動させておく必要があります。

電気代もかかりそうですし、停電とか災害のときは心配ですね…
もし自動売買をする場合は、お名前.comデスクトップクラウド for MT4を利用するのがおすすめ!
インターネット上にあるバーチャルのPC環境でMT4を起動させることができるため、自宅にパソコンの電源を落としても24時間365日休まず安定稼働してくれます。

これなら、万が一のときも安心ですね
インターネット上で動かしてくれるため、もちろんMacでも利用可能。
あらかじめMT4やMT4の使い方ガイドもインストールされているため、これから始める際にもおすすめです。
対応しているFX会社が少ない
国内の業者は初心者向けの取引ツールや自動売買機能を独自開発していることが多く、MT4に対応しているのはこの後紹介しているごく一部のFX会社のみです。
一般的なFX会社はスプレッド縮小合戦などを繰り広げているのですが、MT4業者は競合が少ないためかサービス改善に消極的なところが多いんですよね…。
MT4はどの業者もスプレッドが広めに設定されているので、よっぽど「MT4じゃないとイヤだ」という人以外にはあまりおすすめできません。

FXを始めたばかりの場合は、初心者向けの自動売買の方が使いやすそうですね


MT4の始め方・使い方
MetaQuotes社のホームページを開き、MT4をダウンロードします。
メタトレーダーの新バージョン「MT5」のダウンロードボタンもありますが、こちらはまだあまり普及していません。MT4と間違えないように気をつけてくださいね。
ダウンロード自体は他のPCソフトと同じく、表示通りに進めていくだけで簡単にできます。
インストールが完了して終了ボタンをクリックすると、MT4が起動します。
MT4が起動すると、自動的に「デモ口座の申請」という画面が開くので、必要事項を入力。
デモ口座はレバレッジや証拠金を自由設定できますが、特にこだわりがなければそのままでOKですよ。
もちろん、デモ口座は開設しても無料で利用できます。
デモ口座でもチャート機能は利用できますが、実際の売買をする場合はMT4口座でログインします。
MT4の基本的な使い方は、こちらの動画が分かりやすくておすすめ!有名トレーダーのボリ平さんが分かりやすく解説してくれています。
こちらはMT4の注文方法・決済方法の解説動画です。
始めるならココ!おすすめのMT4業者 3つ
MT4が使える国内業者には、主に下記3つがあります。
- MATRIX TRADER(JFX)
- 楽天FX(楽天証券)
- 外貨ex(GMO外貨)
まだ一度もMT4を一度も使用したことがない場合は、JFX「MATRIX TRADER」のMT4チャートが手軽に導入できて最もおすすめです。
チャート分析専用のため実際の売買はできませんが、それゆえ誤発注の心配もなく初心者でも色々といじってMT4の使い方を覚えることができます。
JFXはスキャルピングも公認しているFX口座。通常の取引ツールでも分析機能が充実しているため、MT4チャート以外にもメリットが多いです。
国内のMT4口座で実際の売買がしたいなら、楽天FXを利用してみるのがおすすめ!通常のFX取引のほか、MT4でも取引ができます。
MT4で売買できる業者はMT4以外に使い道がない場合がほとんどですが、楽天証券なら通常のFXも株式も投資信託もできるため、「MT4ってどんなツールなのか、ちょっとだけ試してみたい」という初心者の方におすすめです。
GMO外貨「外貨ex」でもMT4チャートが利用できますが、こちらも分析専用のため売買機能はありません。
GMO外貨ではオリナルインジケーターも無料配布してくれているため、色々と追加してみて分析の練習をしてみるのもいいでしょう。
その他 MT4対応の業者 2つ
サクソバンク証券は総じて上級者向け&クセの強いFX口座のため、よほどFXに精通した人でないと扱うのが難しいかと思います。
FOREX.comはスプレッドが広めというデメリットがあるのですが、VPSを無料提供してくれている太っ腹なMT4業者。
ただ、利用条件が結構厳しめなので、既にMT4がバンバン使いこなせる上級者以外にはおすすめしません。
また、MT4以外は特に使い道がないため、「ちょっとだけMT4をいじってみたい」という人には向きません。
おすすめできないMT4業者 2つ
FXTFは2020年5月から新規開設口座ではEAを組み込んだ自動売買できなくなったため、もはやわざわざ口座開設したところで…といった感じです。
俺のMT4(FOREX EXCHANGE)は1000通貨対応ではあるものの、個人でも法人でも最低10万円以上の初回入金が必要です。
また、スプレッドに関してもやや広めなので、特におすすめはしません。
まとめ:MT4は上級者以外にはおすすめしない
その他、自動売買やMT4の情報については、下記のページを参考にしてみてくださいね。