通貨ペア数 | 84ペア |
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最小取引単位 | 1000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引ツール | |
スプレッド | |
スワップポイント |
FOREX.com(フォレックスドットコム)は、世界中で利用されているFXのプラットフォームMT4(メタトレーダー4)が使えるFX会社。
1000通貨単位から取引でき、またMT4での自動売買では欠かせないVPS(仮想専用サーバー)も無料で利用できるため、これからMT4にチャレンジする方〜既に使いこなせる方にもおすすめです。
VPSを無料提供してくれるなんて、かなり太っ腹ですね
ただ、MT4が使えるのはありがたいのですが、逆にMT4以外は特に使い道がないため、普通にFXしたいだけなら他のFX口座の方がおすすめです。
また、MT4は中上級者向けツールのため、もしあなたがFX自体始めたばかりなのであれば、初心者向けの自動売買一覧や初心者向けチャート分析ツールも参考にしてみてくださいね。
以下、FOREX.comのメリット・デメリットを徹底検証していきます!
FOREX.comのメリット 4つ
少額(1000通貨)取引に対応
FOREX.comは1000通貨単位から取引できるため、約4000円という少額で取引ができます。
これはまぁ、同じくMT4業者の楽天MT4なども1000通貨に対応しているため、FOREX.comならではのメリットというわけではありません。
FOREX.comがスゴいのは、ここから先でございます…!
通貨ペア数・最大注文可能数もめちゃ多い
FOREX.comの通貨ペア数は、なんと84!FXTFは29通貨ペア、楽天MT4は22通貨ペアなので、その差は一目瞭然です。
FOREX.comの方が、3〜4倍も多いですね
さらに、FOREX.comでは1度に最大500万通貨まで注文できるため、上級者にもおすすめですよ。
ちなみにFXTFは、1000通貨コースで最大100万通貨、1万通貨コースでも最大300万通貨です。
VPS(EAホスティングサービス)を無料提供
FOREX.comではなんと、VPS(EAホスティングサービス)が無料で利用できるのです!
MT4で自動売買をするにはパソコンの電源をずっとONにしておかなければいけないのですが、このVPSを利用すればパソコンをOFFにしていても稼働させられます。
これなら、万が一停電とかでPCが落ちちゃったときも安心だなぁ
こちらのVPSを使えば、MacでもMT4が利用可能!MT4はWindows向けに開発されたものなので、基本的にMacでは利用できません。
が、しかし!VPSではインターネット上でWindowsパソコン動かすため、MacでもMT4ができちゃうのです。
ただし、こちらのVPSを利用するのには条件があります。以下、公式サイトに明記されている利用条件です。
条件 : 当社のMT4に口座をお持ちで、EAホスティング申請後、当社確認時点の口座の残高が30万円以上ある方
継続の場合は月末時点で当月月間取引量50万通貨以上の取引があること開始時期 : 原則申請してから一週間以内
利用期間 : 1ヶ月 ※月末時点で当月月間取引量50万通貨以上の場合、翌月も引き続き利用できます
当月の取引量が利用条件に満たない場合は、事前連絡の上、VPSを停止させていただきます
既にMT4をバンバン使ってる方なら条件をクリアできると思いますが、これからMT4を始める場合はちょっとだけハードルが高いかなぁ…といった感じです。
取引量を増やそうとして無理なトレードを繰り返し、それによって大きな損失を出してしまったら本末転倒ですもんね
もし無理せずVPS環境を整えたい場合は、お名前.comデスクトップクラウド for MT4を利用するのがおすすめ!
FOREX.comのMT4もプリインストールされているため、簡単にVPS環境が確保できます。
その他、FOREX.comはブラウザ版のMT4も提供しており、こちらでも一応Macで利用できます。
ただし、ブラウザ版では使える機能は制限されており、EA(エキスパート・アドバイザー)などは利用できませんので注意してくださいね。
Advantage Trader(ヴァントレ)も利用できる
FOREX.comではMT4だけでなく、Advantage Trader(ヴァントレ)というプラットフォームも利用できます。
Advantage Traderはゲインキャピタル・ホールディングスが2015年に統合したCity Index社のプラットフォームで、FOREX.comが2015年10月に日本で初めて提供を開始しました。
FOREX.comのインストール版取引ツールには、インジケーター140種類、自動売買ロジック105種類が標準搭載されています。
最小取引単位や通貨ペア数は、MT4と同じ(1000通貨・84通貨ペア)です。
FOREX.comのデメリット 2つ
スプレッドが広め
FOREX.comのスプレッドは時間帯によって変動するのですが、米ドル/円で0.8〜0.9銭とやや広めです。FXTFは0.1銭原則固定なので、スプレッド面ではFOREX.comの方が劣っています。
また、MT4はスプレッド以外にも何かとコストがかかるため、その点も考慮に入れておくのがおすすめです。
MT4はよほどの上級者を除き、あまりおすすめはできません。
例えばMT4で自動売買をする場合、どの業者もスプレッドが広めで取引コストが高く、また優秀なEAを購入しようとすればそれなりの代金が必要です(高ければ優秀という訳ではないですが)。
また、さらにお名前.comデスクトップクラウド for MT4などのVPSも必要なので、コストが何かと発生します。
もしあなたが初心者〜中級者で「普通の自動売買じゃモノ足りない」というのなら、まずはインヴァスト証券のトライオートFXから試してみるのがおすすめですよ。
初心者でもストラテジーを選ぶだけで自動売買が始められますし、中級者以上なら詳細なカスタマイズも自由自在にできます。
FXに関する情報提供が少ない
FOREX.comは、マーケット情報などの提供が少ないのもデメリットとして挙げられます。
FX関連の情報は、外為どっとコムなど情報力が高い口座で補うのがおすすめですよ。
ただし、FOREX.comはMT4に関する無料セミナーが充実。
過去に開催されたセミナーの動画や資料も閲覧できるので、MT4について一通り学ぶことができます。
ストーンエックスフィナンシャル株式会社の安全性
ゲインキャピタル・ジャパンから社名変更
FOREX.comの運営元は、NASDAQに上場しているStoneX Group Inc.の子会社。
2014年10月フォレックス・ドットコムジャパン株式会社からゲインキャピタル・ジャパン株式会社に、2021年3月ゲインキャピタル・ジャパン株式会社からストーンエックスフィナンシャル株式会社に社名変更しました。
会社自体はどこにあるのかなぁ?海外?
ストーンエックスフィナンシャル株式会社はいわゆる海外FXとは異なり、所在地も日本国内。金融庁の金融商品取引業者にも登録しています。
海外FXでは「出金できない」などのトラブルがあっても日本の法律の適用外となってしまいますが、FOREX.comではそういった心配もありません。
ただ、2020年4月に不正アクセスによって顧客情報が閲覧された可能性もあるため、こうした事実も念の為お伝えしておきます。
この度、お客様の個人データへの不正アクセスを引き起こした可能性のあるサイバー事件が確認されましたのでご報告させていただきます。
2020年4月14日に当社のネットワークが不正な第三者によってアクセスされ、お客様の個人データが閲覧された可能性があることが判明いたしました。
以下、ストーンエックスフィナンシャル株式会社の会社概要です。
会社名 | ストーンエックス フィナンシャル株式会社 (英訳名:StoneX Financial Co. Ltd.) |
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登録 | 関東財務局長 (金商) 第291号 |
代表者 | パトリック・マクゴナグル |
資本金 | 6億85百万円 |
所在地 | 東京都中央区日本橋室町4-4-10 東短室町ビル3階(地図) |
ちなみにFOREX.comでは、MT4のほかノックアウトオプションの取り扱いも開始しました。
当社のFOREX.comで提供されるFX取引価格を原資産とし、その動きに連動するオプション取引です。取引数量とノックアウトレベル(損失確定レベル)を調整することにより、各取引の最大損失を事前にコントロールすることができるため、リスクを限定した取引が可能となっています。
日本国内でノックアウトオプションが取引できるのは、FOREX.comのほかIG証券のみ(2021年現在)。
ただ、IG証券のほうがノックアウトオプションの取り扱い歴が長い&使いやすくておすすめです。
「FOREX」がつく業者は他にもあるので要注意
ちなみに「FOREX」はForeign Exchange(外国為替)の略なので、FOREX.comならではの名詞というわけではありません。
FOREX EXCHANGEなど、名前にFOREXがつくFX会社は他にもあるため、間違えないよう要注意!
FOREXが名前についているFX会社で最も知名度が高いのは、このFOREX.comです。
FOREX.com まとめ
FOREX.comは通貨ペア数や最大注文可能数が多く、VPSが無料で利用できるのが特に魅力的!
いま既に他のMT4業者を利用している場合も、一度試してみるのがおすすめですよ。