
NZドルって、どんな特徴があるの?他の通貨とはどう違うんかなぁ?
NZドル(ニュージーランドドル)は、かつてスワップポイント運用で(そこそこ)人気だった通貨。
政策金利の推移も含め、NZドルの特徴・今後の見通しなどを見ていきましょう!
NZドル(ニュージーランドドル)の特徴・金利
NZドル vs. 豪ドル 政策金利比較!
まずは、ニュージーランド(NZドル)と豪ドルの政策金利の推移をご覧ください。
年月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 4.25 | 4.75 | 4.75 | 5.25 | 5.50 | |||||||
2022 | 0.75 | 1.00 | 1.00 | 1.50 | 2.00 | 2.00 | 2.50 | 3.00 | 3.00 | 3.50 | 4.25 | 4.25 |
2021 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.50 | 0.75 | 0.75 |
2020 | 1.00 | 1.00 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
2019 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.50 | 1.50 | 1.50 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 |
2018 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 |
2017 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 | 1.75 |
2016 | 2.50 | 2.50 | 2.25 | 2.25 | 2.25 | 2.25 | 2.25 | 2.00 | 2.00 | 2.00 | 1.75 | 1.75 |
2015 | 3.50 | 3.50 | 3.50 | 3.50 | 3.50 | 3.25 | 3.00 | 3.00 | 2.75 | 2.75 | 2.75 | 2.50 |
ニュージーランドではジリジリと利下げされ、2020年には過去最低の0.25%となってしまいましたが、2021年10月に7年ぶりの利上げが実施されました。
年月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 2023 3.10 3.35 3.60 3.60 3.85 4.10 2022 0.10 0.10 0.10 0.10 0.35 0.85 1.35 1.85 2.35 2.60 2.85 3.10 2021 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 2020 0.75 0.75 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.25 0.10 0.10 2019 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.25 1.00 1.00 1.00 0.75 0.75 0.75 2018 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 2017 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 2016 2.00 2.00 2.00 2.00 1.75 1.75 1.75 1.50 1.50 1.50 1.50 1.50 2015 2.50 2.25 2.25 2.25 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00 2.00
オーストラリアもニュージーランドと同じく、ここ最近は政策金利が下がり気味。過去最低の0.10%まで利下げされました。
2020年3月以降は各国で緊急利下げをしているため、あらゆる国で政策金利が低くなっています。
豪ドルの特徴や見通しについては、下記のページをチェックしてみてくださいね。
ちなみに金利の高さだけで言えば、トルコリラ(TRY)・メキシコペソ(MXN)・南アフリカランド(ZAR)などの方がかなり高いのですが、こうした新興国の高金利通貨は度々大暴落を起こしてFXトレーダーを地獄へ陥れるので要注意です。

トルコリラなどより金利が低くても、NZドルがまだ(それなりに)人気があるのはこうした理由からなのですね
中国やオーストラリアの経済と関係が深い
ニュージーランド経済は、輸出入の依存度が高いのが特徴。かつてはオーストラリアが最大の輸出先でしたが、2013年に中国へと変わりました。輸出全体の2割ほどが中国向けのものとなっています。
NZドル/円(NZD/JPY)でFX取引する際は、中国経済・オーストラリア経済の動向もチェックしておくと役立ちますよ。
ニュージーランドとオーストラリアは地理的にも近いこともあり、過去の為替チャートを照らし合わせてみるとほぼ同じような値動きをしています。
NZドルと豪ドルの過去約20年間のチャートを外為どっとコムの比較チャートで照らし合わせてみました。黄緑色のラインがNZドル/円、黒色のラインが豪ドル/円ですが、下落のタイミングなどがほぼ一致しています。
ニュージーランドとオーストラリアの位置関係は、地図だとこちら。地図の左上に見える大陸がオーストラリアです。
NZドル/円(NZD/JPY) 現在の値動き・過去の推移
リアルタイム為替チャート【5分足】
NZドル/円のリアルタイム為替チャート(5分足)です。後ほどNZドル/円の過去10年間の為替チャートや今後の見通しについても解説していきますので、まずは直近の為替レートをチェックしてみてくださいね。
過去10年間の為替チャート
NZドル/円の過去約10年間(2010年1月〜2020年8月)の月足チャートです。チャートをクリックすると拡大できますので、ぜひご活用ください。
NZドル/円の今現在の為替レートを確認したい場合は、先ほどのリアルタイムチャートへどうぞ!
NZドル/円 今後1年間の為替見通し・予想
投資界のカリスマ野村證券は、2021年2月時点で今後1年間のNZドル/円のレンジを以下のように予想しています。
3月12日15時現在、対米ドルで0.72ドル近傍、対円で78円台前半で推移しています。向こう1年間のNZドルの対円相場レンジを1NZドル=75.0~81.0円と予想します(従来予想は同74.0~81.0円)。

投資界のカリスマ野村さんがおっしゃると、説得力バツグンですね。
野村さん、いつもありがとうございます!
ちなみに野村證券は、2019年11月時点では下記の予想をしていました。
11月8日15時現在、NZドルは対米ドルで0.63ドル台後半、対円で69円台後半で推移しています。向こう1年間のNZドルの対円相場レンジを1NZドル=63.0~70.0円と予想します。
…が、2020年3月以降しばらく具体的な予想レンジを削除。そして現在は先ほど紹介した予想を立てています。
NZドル/円 スワップポイント&スプレッド比較表
NZドル/円で有利な条件で取引できるFX口座一覧です。
FX会社 | スワップ | スプレッド | 詳細 |
---|---|---|---|
![]() | 8円 | 0.8〜1.5銭 | 詳細 |
![]() | 5円 | 2.0~6.5銭 | 詳細 |
![]() | 3円 | 1.0銭 | 詳細 |
![]() | 3円 | 1.0銭 | 詳細 |
![]() | 2円 | 1.7銭 | 詳細 |
![]() | 2円 | 1.3銭 | 詳細 |
![]() | 5円 | 変動制 | 詳細 |
![]() | 2円 | 1.2銭 | 詳細 |
![]() | 0円 | 0.9銭 | 詳細 |
![]() | 7円 | 1.2銭 | 詳細 |
NZドル取引でおすすめのFX会社
NZドルの取引では、ヒロセ通商(LION FX)がおすすめ!米ドル/円のスワップは低めなのですが、NZドル/円や豪ドル/円などの通貨ペアでは業界最高水準をキープし続けています。
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その他、NZドル/円以外の通貨ペアを比較した表は「スワップポイント比較一覧表」「スプレッド比較一覧表」をご覧ください。
NZドル(ニュージーランドドル)まとめ
- NZドルは高金利!スワップポイント運用で人気の外貨
- 中国やオーストラリア経済の動向もチェックすると役立つ
- NZドル/円の取引ではヒロセ通商が有利
NZドル以外の高金利通貨に関しては、以下のページを参考にしてみてくださいね。




以下、スワップポイント運用に役立つページです。

