FXのトレードスタイルは、大きく分けて以下の4種類!
ポジショントレードは最も取引期間が長く、数週間から数か月、場合によっては数年間ポジションを保有します。
数年?!そんなにポジション持ち続けて、何かいいことあるの?FXってガンガン取引繰り返すイメージだったけど…
なんだか地味なイメージのポジショントレードですが、毎日スワップポイントが貯まるため、スキャルピングやデイトレにはない稼ぎ方もできるのです!
以下、ポジショントレードの稼ぎ方や注意点などについて解説します。
ポジショントレードとは?やり方・方法は?
長期保有で大きな値幅を狙う
ポジショントレードでは主に週足・月足チャートを用いて取引し、500〜1000銭(5〜10円)規模で利食いを狙っていきます。
1万通貨での取引では500銭(5円)の利幅で5万円の利益、1000銭(10円)で10万円の利益となり、さらにスワップポイントが加算されます。
デイトレードなどのように取引機会は多くないので、1通貨ペアだけだと数か月間取引できない場合もあります。
リスク分散の観点からも、さまざまな通貨ペアをチェックしてみるのがおすすめですよ。
金利差でも稼げる!
ポジショントレードの最大の魅力は、スワップポイントでも稼げること。
スワップポイントとは、日本円のように低金利(政策金利-0.10%)で海外の高金利通貨を買うと、金利差の調整分として現金還元してくれる仕組みのことです。
なんとも太っ腹な仕組みですね!「金利」って響きがまた魅力的だなぁ
スワップポイントについては「スワップポイント比較」にて詳しく解説しています。
FXというと忙しくトレードを繰り返すイメージが強いですが、このスワップポイントを目的として数年単位でポジションを長期保有するトレーダーも少なくありません。
スキャルピングやデイトレードは投機的な面が大きいですが、スイングトレードやポジショントレードはより投資的な意味合いが強いと取引方法です。
ポジショントレードでおすすめの通貨ペア TOP3
スワップポイント運用では、以下3つの通貨ペアが注目を集めています。
ポジショントレードでおすすめのFX会社 TOP3
ただし、これらの高金利通貨でポジショントレードをしても、受け取れるスワップポイントはFX会社によって大きく異なります。
数か月〜数年単位で保有しているとさらに差が拡大してしまうため、FX会社は慎重に選びましょう!
ポジショントレードは長期間で大きな値幅を狙っていくため、スプレッドよりもスワップポイント重視で選ぶのが一般的です。
トレイダーズ証券のLIGHT FXやみんなのFXでは、トルコリラ/円・メキシコペソ/円・南アフリカランド/円のいずれもスワップポイントが業界最高水準のため、ポジショントレードでおすすめですよ。
また、アイネット証券でも、トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドを高水準のスワップポイントで取り扱っています。
その他、各社のスワップポイントは「スワップポイント比較表」をご覧ください。
ポジショントレードの注意点!リスクを回避するコツ・手法は?
1. 損切りのタイミングは慎重に
ポジショントレードは保有期間が長いので、一時的に大きな含み損になる場合もありますが、10銭程度なら誤差の範疇です。
取引を開始したレートの近くに逆指値注文(ストップロス注文)を出すとすぐにロスカットされてしまうので、ポジショントレードではある程度広い幅で逆指値注文をするのがおすすめです。
とはいえ、米ドルなどはある程度為替レートが下落しても戻ってくることも多いのですが、新興国通貨の場合は一向に戻ってこないこともあります。
【↑クリックで拡大できます】
こちらはトルコリラ/円の過去約5年間の為替チャートですが、ここ数年下落が続いているのに加え、2018年8月には一気に大暴落しました。
5年前と比較すると、びっくりレベルで下落していますね…
逆指値注文は広めの幅で設定しておくのがおすすめですが、それ以外にも損切りをするタイミングの見極めが必要です。
損切りのタイミングについては、「損切りできない人必見!大損回避のタイミングをホリエモンに学ぶ」を参考にしてみてくださいね。
2. レバレッジは低くしておく
ポジショントレードでは、なるべくレバレッジを低くしておきましょう!
高倍率でレバレッジをかけていると、一時的な為替レートの下落でも簡単にロスカットされて大損してしまいます。
特に変動リスクの高いトルコリラなどでは、目安として1〜3倍に抑えておくのがおすすめです。
レバレッジの計算方法については「【レバレッジとは?】少額でFXができる理由!計算方法も解説」を参考にしてみてくださいね。
3. 経済指標・為替ニュースを確認する
基本的には放置でOKなポジショントレードですが、重要な経済指標などファンダメンタルズ情報はチェックしておきましょう。
FXでも株式でも、ファンダメンタル面で相場が急変することが多々あります。
デイトレードなど日々の値動きはテクニカル面が大きな判断材料となりますが、取引期間が長ければ長いほどファンダメンタル面の重要性が増してきます。
そのため数週間〜数年に渡るポジショントレードでは、ファンダメンタルズ分析が勝率アップに直結するのです!
その他、ファンダメンタルズ分析に関しては「ファンダメンタルズ分析とは?手法は?テクニカル分析との違いも解説」を参考にしてみてくださいね。