通貨ペア数 | 26ペア |
最小取引単位 | 1000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引ツール | |
スプレッド | |
スワップポイント |
画像出典:新生銀行FX
大切な追記:新生銀行FXは、2020年12月19日をもってサービス終了しました(参考)。これからFXを始める場合は、「おすすめFX会社ランキング」を参考にしてみてくださいね。
新生銀行って銀行自体は有名だけど、FX口座は他社と比べてどんな感じなんだろう?
新生銀行は「新生銀行FX」という超絶シンプルでわかりやすいネーミングのFX口座を取り扱っていますが、他社と比較して特に好条件なわけではありません。
デメリットを把握せずに新生銀行でFXを始めると、ジワジワ損をし続けることにもなりかねないので要注意!
特に初めてFXをする場合は、FX口座に力を入れている業者で取引することをおすすめします。
まずは、新生銀行の気になるデメリットから確認していきましょう。
新生銀行FXのデメリット 3つ
新生銀行FXがイマイチな点は、下記の3点。
- 取引コストが高い
- スワップポイントもパッとしない
- FXに関する情報提供が少ない
取引コスト(スプレッド)が高い
新生銀行FXはスプレッドが広めなので、他社より若干取引コストが高くなります。
スプレッドとは、FXの取引コストのこと。「取引手数料無料」と謳っている業者でも、取引手数料とは別途コストとして差し引かれます。
米ドル/円のスプレッドは色んなFX会社が競争を繰り広げていて、0.2銭(原則固定)のところも多いです。
「スプレッド比較表」を確認してみても、米ドル/円の欄は0.2銭がズラッと並んでますね
一方、新生銀行は0.5銭(原則固定)。他の通貨ペアでは、さらに他社から差をつけられています。
また、新生銀行はスプレッドが広がりやすいので要注意!
どこのFX会社も早朝の時間帯などはスプレッドが広がりやすいのですが、新生銀行は広がり方が特に顕著です。
スプレッドを確認せずに取引していると、知らず知らずのうちに大損している可能性もあります。
スワップポイントもパッとしない
スワップポイントに関しては、特に悪条件というわけではありませんが、逆に好条件というわけでもありません。
スワップポイントとは、2国間の金利差で得られる利益のこと。
中長期売買の際は利益に大きな差が出てしまいますので、みんなのFXやヒロセ通商などなるべくスワップポイントが好条件の口座で取引することをおすすめします。
為替ニュースが少ない
新生銀行FXが配信している為替ニュースは、グローバルインフォ24(GI24)1社のみ。
他のFX口座では2社以上に対応していることがほとんどですので、情報提供が少ないです。
また、FXに関する無料セミナーなども開催していません。
まだ右も左も分かんない初心者には、色々と結構厳しめな感じですね…
初めてFXをする場合は、みんなのFXや外為どっとコムなど無料オンラインセミナーを開催している業者を利用するのがおすすめですよ。
新生銀行FXのメリット 3つ
そんな新生銀行FXにも一応メリットはありますので、以下3つ紹介します。
- 少額取引OK
- 通貨ペア数は充実
- 他の銀行系FXよりは使いやすい
1000通貨取引OK
新生銀行FXは1000通貨単位から取引できますので、約4000円でFXが始められます。
少額から取引できるのは、初心者には嬉しいっすね
ただ、現在は1000通貨に対応しているFX口座も多いため、こちらは目立ったメリットとはいえないでしょう。
新生銀行よりも使いやすくて好条件なFX口座は、まだまだたくさんあります。
通貨ペア数は26で比較的充実
新生銀行FXは、26通貨ペアに対応。大手のGMOクリック証券でさえ20ペアなので、他社より比較的充実しています。
ただし、マイナー通貨ほどスプレッドやスワップポイントで差が出やすいため、全通貨ペアを新生銀行で取引するのはおすすめしません。
たくさんの通貨を取り扱っているからといって全てその口座で取引するのではなく、それぞれの通貨でより有利な口座を使い分けましょう。
面倒だなぁと思うかもしれませんが、FXではそのひと手間がかけられるかどうかで利益に大きな差が出ます。
他の銀行系FX口座よりは使いやすい
銀行がオマケ的に取り扱っているFX口座って、ぶっちゃけ投資初心者を騙す系だったりすることが少なくないんですよね…。
例えば、PayPay銀行の場合はスプレッドやスワップポイントを非公開にしていますし、住信SBIネット銀行は取引コストが高めであるにもかかわらず、あたかもめっちゃ低コストかのように宣伝しています。
ネットバンキングの管理画面とかでFX口座の宣伝が表示されて、そのまま「ちょっとだけFXやってみるか」って流れで始める人がほとんどでしょうから、デメリットに気づかず損し続けている人も多そうですね
一方で新生銀行FXは、その点では良心的な印象です。
スプレッドやスワップポイントは公式サイトできちんと表示していますし、必要以上に低コストアピールもしていません。
また、その他の取引条件もわかりやすく提示してくれています。
ただし、あくまで銀行系のFX口座と比較した場合であって、FX口座に力を入れている業者にはやはり劣る点が多いです。
なるべく好条件で取引したい場合は、「おすすめFX会社」をご覧ください。
新生銀行の外貨預金は手数料が安い!が、しかし…
FXと同じく外貨を取り扱う外貨預金ですが、新生銀行は他の銀行と比べて手数料が安めに設定されています。
が、しかし!こちらもあくまで他の銀行と比較した場合であって、一般的に外貨預金自体がめっちゃ高額の手数料がかかるので要注意です。
外貨預金 | FX | |
---|---|---|
取引コスト | 1円 | 0.002円(0.2銭) |
取引時間 | 営業時間内 | 24時間 |
決済時間 | 満期時 or 解約時 | 24時間 |
金利(スワップ) | 満期時 or 解約時 | 毎日 |
安全性 | 預金保険制度の対象外 | 信託保全あり |
こちらは一般的な外貨預金とFXを比較した表ですが、取引コストでも資金の安全性でもFXの方が圧倒的に有利です。
イメージ的には外貨預金の方がイケてる感じがしてたけど、実はFXのほうが儲けやすいんですね!
新生銀行などネット銀行の場合は比較的手数料が安めに設定されていることが多いですが、中には投資の知識がない高齢者から超高額な手数料をふんだくっている銀行もあるので注意してくださいね。
あえて新生銀行FXで口座開設する理由が見当たらない
新生銀行FXを一言でまとめてみると「他の銀行系FXよりは好条件だが、決定的なメリットはなし」って感じです。
他の銀行系FXに比べ、めちゃくちゃデメリットが目立つというわけではありませんが、あえて新生銀行で口座開設する理由も見当たらない…というのが正直な感想です。
投資はお金を増やすのが目的なので、「なんとなく」で開設した口座で取引を繰り返して、その度に損していたら完全に本末転倒っすね
FXを始める際は、なるべく好条件で取引できるFX会社を選びましょう。おすすめFX会社は下記のページをご覧ください。