スリッページって、いまいちよく分かんないんだけど…。スプレッドとはどう違うの?
スリッページとは、FX取引で注文した価格と実際に約定した価格の差のこと。トレーダーの間では、スリッページすることを「すべる」とも呼んでいます。
FXでは、必ずしも注文ボタンを押した瞬間の価格で注文成立するわけではないのです。
なんと…!それってFX会社の人がイジワルしてるんちゃうんかい!
…実は、そんな黒いウワサもあったりなかったりします。スリッページの意味、スプレッドとの違い、黒いウワサについても解説します!
すべりにくいFX会社を探しているのなら、ヒロセ通商(LION FX)が最もおすすめです。
スリッページとスプレッドの違いは?
FXの取引コストを低く抑えたい場合、スプレッドを気にする方は多いかと思います。
ナメてもらっちゃ困るぜぇ〜!私はスプレッドがめっちゃ狭い口座使ってるんで、コストは最小限に抑えられてるよ
しかし、いくらスプレッドが狭いFX会社を選んだからといってそれだけで取引コストが抑えられる訳ではありません。
そこで重要なカギを握るのが、このスリッページ!
例えば、1ドル=113.000円のときに注文して113.023円で約定した場合、2.3銭(0.023円)のスリッページが発生したことになります。
2.3銭のスリッページが発生した場合、元々のスプレッドに加え1000通貨の取引では23円、1万通貨では230円の損失となります。
スプレッドが狭いFX口座でも、スリッページを繰り返していたらその分取引コストが多くかかっちゃうってことかぁ
なるべくコストを抑えて取引するには、スプレッドだけでなくスリッページについても考慮に入れるのがおすすめですよ。
裏を返せば、今スプレッドが狭いだけのFX口座を使っている場合、もっとコストを低くすることもできるってことですね!
意図的にスリッページをさせているFX会社もある?!
最近ではあまり聞かなくなりましたが、「このFX会社、わざとスリッページ起こしてない?!」という黒いウワサが飛びかっている業者もありました。
わざとスリッページさせた分、業者側の利益となるという仕組みです。
そんなセコいFX会社、業界から追放してしまえ〜!
これはもう、自分が信じて使っている業者がそんなことをしてる(してた)なんて信じたくないですが…、絶対ないとはいいきれません。
まぁ、本当かどうか分かんないのに疑っててもしょうがないんで、自分でスリッページを防ぐ方法とかあったら教えてちょ。前向きに行こうぜ!
スリッページを防ぐ方法 2つ
スリッページは主に、FX会社側のシステムが原因となり発生します。
私たちが注文ボタンを押し、システムで処理している一瞬の間に価格が動いてスリッページしてしまうのです。
ただし、次の2つの方法でスリッページを極力抑え、取引コストを大幅にカットすることも可能です。
許容スリッページを設定する
FXの取引画面で許容スリッページを設定しておくのも有効です。こちらはLIGHT FXの注文画面ですが、0.1pipsから設定できます。
許容スリッページを設定しておけば、基本的にそれ以上のスリッページが発生しそうな場合は約定しません(※)ので思わぬ損失を防ぐことができます。
ただし、許容スリッページ狭くし過ぎると「せっかく相場の分析をしつつ気合いを入れて注文してるのに、何回注文しても全然成立しない…」という悲劇的な事態に陥ります。
許容スリッページを狭く設定する場合は、以下で紹介するカバー取引先が多いFX会社を利用するのがおすすめですよ。
カバー先が多いFX会社ほど、注文成立がしやすくなります。以下、FX会社のカバー先の一覧です。
2020年10月時点
カバー先が少ないFX口座だと、スリッページ以前にスプレッドも広がりやすいので要注意ですよ。
複数のFX口座を実際に利用してみる
どんなに優秀なFX口座でも、「すべりやすい」という評判は(実際にすべっているかどうかに関わらず)多少なりともつきまといます。
また、ひと昔前は「自社の利益を出すために、わざと不利な方向にスリッページさせてるんじゃないの?」というウワサがあるFX会社も存在しました。
実際にスリッページしやすいかどうかは、実際に自分で使用して試してみるのが一番です。
ただし、スリッページなどの取引条件を確かめる場合は、デモ口座は利用しないようにしましょう!
デモ口座はあくまでバーチャル取引なので、約定力などの条件は実際の取引と異なります。
実際のFX口座を比較する場合は、「初心者におすすめのFX会社・口座」も参考にしてみてくださいね。
色々と実際に確かめてみたいんだけど、全部試すわけにはいかないしなぁ…。サクッと約定率に定評がある口座を教えてくんない?
すべりにくい&約定力が高いFX会社
スベりづらいことで定評があるFX会社といえば、ヒロセ通商!約定スピードも非常に早く、最速0.001秒(平均0.003~0.005秒)を誇っています。
マネーパートナーズも約定力に定評があるFX会社。パートナーズFXというコースを利用すれば、独自の非スリッページ仕様で取引することもできます。
すべりやすい&約定率が低いFX会社
楽天証券の楽天FXは、スリッページが起きやすいだけでなく、システム障害によって2005年、2007年、2009年と行政処分も受けています。
さらに2016年3月には、米ドル/円のスプレッド15円(1500pips)という異常レートを配信しています。
楽天FXは約定力という以前に、システムの不安定さが目立つFX口座です。
スリッページ まとめ
- スリッページ=注文価格と約定価格の差
- スリッページを防ぐことで、取引コストも抑えられる
- 約定率が高いFX口座→ヒロセ通商
初心者の中にはスプレッドばかりに気を取られ、スリッページが発生しやすいFX口座で取引し続けてしてしまう方もいます。
スリッページについてもきちんと把握していないと、知らず知らずのうちに損し続けてしまうことになるのです。
短期売買が中心の方は、スプレッドだけでなくスリッページについても着目しつつ口座選びをしてみてくださいね。