FXの自動売買の他にも、初心者でも放置で簡単にできる投資方法ってないのかなぁ?
「投資や資産運用をしてみたいけれど、なんだか難しそう…」そんな方におすすめなのが、ロボアドバイザーのWealthNavi(ウェルスナビ)!
投資資金を入金しておけば自動運用してくれるため、投資や資産運用の知識がなくても大丈夫です。
…が、手数料が割高かつカスタマイズ性が低いなどのデメリットもあるので要注意。
あなたが投資経験者なのであれば、トライオートETFのように自在にカスタマイズできるサービスの方が不満なく使い続けられるでしょう。
以下、ウェルスナビのメリット・デメリット、始め方も分かりやすく解説します。
ウェルスナビ(WealthNavi)とは?
ETF(上場投資信託)の自動売買
ウェルスナビは、ETF(上場投資信託)の自動売買サービス。ETFとは、投資信託と株式の良いところを組み合わせた投資方法のことです。
ETFの銘柄数はとっても多く、米国だけでも約2000銘柄あります。中にはリスクが高い銘柄もあるため、慎重な選別が必要です。
ウェルスナビでは客観的な視点で銘柄を厳選し、自動で分散投資をしてくれるため、自分で銘柄を選ぶ必要がありません。
最初に5つの質問(年齢・年収・資産額など)に答えるだけで、個別に最適なプランを診断。
診断結果をもとにポートフォリオの構築→銘柄の選定→運用→ポートフォリオの再調整(リバランス)まで自動で行ってくれるため、私たちはときどきスマホアプリで運用実績を確認するだけでOKです。
自動で運用や調整までしてくれるなら、投資初心者がヘタに運用するより安心感がありますね
このようなサービスをロボアドバイザーというのですが、ウェルスナビは同様のロボアドバイザーの中で預かり資産や運用者数がNo.1(※)です。
必要な資金は10万円・手数料は1%
ウェルスナビの最低投資金額は10万円です。毎月コツコツ投資金額を増やしていく自動積立では、月1万円から始めることもできますよ。
また、何から何まで自動で任せられるにもかかわらず、手数料は預かり資産の年率1%のみ。その他、売買委託手数料などは無料です。
FXのスプレッドよりも、シンプルでわかりやすい仕組みだなぁ
この1%という手数料は、正直なところ他の投資と比べて安いわけではありません。
ただし、一般的な投資信託の場合はリスク分散のために色んな銘柄を組み合わせる必要があるのですが、その度に費用がかかってしまいます。
ウェルスナビはその点リスク分散なども自動でしてくれるため、そうした面も踏まえると(全くの投資初心者にとっては)そこまで悪くはない価格設定です。
あなたが投資初心者の場合、手数料をケチって自分で銘柄を当てずっぽで選んでいると、手数料とは比にならないほどの損失となる可能性もあるので注意してくださいね。
初心者のうちは頼れるものに頼って、知識が身についたら自分で銘柄選びをしてみる、って流れが良さそうですね
裏を返せば、投資経験者にとっては手数料割高だしカスタマイズ性も低くて使い勝手悪いし…という感じなので、トライオートETFのように自在に取引できるサービスの方がおすすめです。
また、ウェルスナビで長期間運用していると、運用期間や金額に応じて「長期割」として手数料を年率0.90%まで割り引いてくれるんですよ。
柴山CEOも自ら運用実績を公開
ウェルスナビでは柴山和久CEO自らの運用実績を公開してくれています。
上の画像は2016年1月~2018年12月の運用実績ですが、累計の投資金額409万円が463万円以上にまで増えています。
3年間で2倍に増えました!みたいなビックリ仰天な数字ではないですが、放置していてこれだけ資金が増えるって夢がありますよね。
リアルな数字を公開してくれていて、なんだか信頼感があるっすな
「CEOじゃなくて、アンタが実際に運用した実績を教えなさいよ!」という方は、この後紹介するエフ男の運用実績をじっくりご覧ください。
ウェルスナビのやり方・始め方【簡単3ステップ】
1. 5つの質問に回答
年齢や年収、金融資産額など5つの質問に回答します。質問は全部選択式かつおおよその数字でOKなので、サクッと回答できますよ。
2. 提案されたプランを調整
選択形式の質問に答えるだけで、ウェルスナビでの最適な投資金額や「どのくらいの確率でどのくらい資産が増えるか」も診断してくれます。
「どんな銘柄にどのくらいの割合で投資するのか」というポートフォリオも確認可能!
ウェルスナビでは、リスク許容度が高いと株式の割合が高め、リスク許容度が低いと債券の割合が高めのポートフォリオに仕上がります。
割合は市場の状況などに応じて、その後自動で調整(リバランス)してくれます。
「もうちょっと少ない資金で始めたいなぁ」「たった5つの質問でオレを型にはめるんじゃねぇ!」という場合は、自分で調整することもできます。
3. 入金して運用開始
先ほど決定した投資金額を入金すれば、早速資産運用が開始できますよ。
本当にこれだけで資産運用が始められちゃうんですね!
ウェルスナビのデメリット3つ
デメリット1: 損失のリスクもあるので要注意
デメリット…というかどんな投資・資産運用でもそうですが、ウェルスナビでも儲かる一方ではなく損失のリスクも伴います。
例えば10万円からスタートしたとして、株価の大暴落などにより一時的に8万円近くまで下がってしまう可能性もあります。
「絶対に儲かる!」なんて投資方法があったら、みんな億万長者ですもんね
ウェルスナビではリスク許容度も5段階で設定できるため、長期でコツコツ運用したい場合は許容度を2〜3程度にしておくのがおすすめですよ。
ただ、どんなに凄腕の投資家でも損失を出さない人はいないのと同じで、短期的に見たら損失が出ていても数か月〜数年続けていくことでプラスになる可能性も大いにあります。
ウェルスナビに限らず、投資や資産運用は「トータルで勝つ」ことを意識して、多少の損失が出ても落ち着いて長期的な目線で運用していきましょう。
まずはリスクを抑えて、10万円からウェルスナビ始めてみよっかな
デメリット2: クイック入金に対応している銀行が少ない
よっしゃー!早速10万円ブチ込んでやるぜぇ〜!ウェルスナビの管理画面にログインっと…
…ハッ!わしが愛用してる銀行が対応してないじゃないかぁ〜!!
ウェルスナビの入金は、インターネットバンキングを利用したクイック入金なら振込手数料が無料で入金できるのですが、対応している銀行がちょっと少なめなんですよね。
クイック入金に対応しているのは、三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・住信SBIネット銀行・ソニー銀行・イオン銀行・じぶん銀行です。
せめて、ゆうちょ銀行とか楽天銀行あたりも対応してたら嬉しいのになぁ…といったところ。
ただ、ウェルスナビの銀行口座(三井住友銀行)に直接振り込むこともできるため、該当する銀行口座を持っていない方でも入金自体は可能です。
デメリット3: 入金後から取引開始まで時間がかかる
気を取り直して入金しちゃうぞ〜!ポチリッ
〜 数時間後 〜
…あ、あれ?全然取引が開始されんやんけ〜!!
ウェルスナビはFXなどとは異なり、取引開始できるのが結構遅めです。公式サイトの「よくある質問」には、こんな説明があります。
初回入金をしましたが、いつETFが購入されますか?
平日20時までに入金すると、その日の夜間にETF(上場投資信託)が購入されます(※)。取引内容は翌日の朝にログイン後の「取引履歴」にてご確認いただけます。
※ 最低投資額以上のご入金、および運用プランの決定が必要です。
※ 米国市場が休場の場合は翌営業日に購入が行われます。
※ 当社の判断により、数日に分けて購入する場合があります。
平日の20時までに入金すれば、翌朝には取引状況が確認できる流れです。
まぁ長期投資ならポンポン入出金することはないんで、この辺はそんなに目立ったデメリットって感じじゃないですね
というわけで、早速ウェルスナビの運用を始めたエフ男くん。ここからは、エフ男が実際に運用してみた実績を大公開します!
ウェルスナビ 2年間の運用実績【損失あり】
まずはプラン診断してみるか!5つの質問に答えてっと…
エフ男がプラン診断をした結果がこちら。リスク許容度は5、200万円が73%の確率で495万円以上になるという結果になりました。
たとえ30%でも、200万円が1,239万円以上になる可能性もあるのか!夢が膨らむなぁ〜
だがしかし!初めての投資方法でいきなり200万円ぶっ込むなんて、とてもじゃないけどできないぜ。これまで色々と失敗してきてるからな
ビビりかつ低所得サラリーマンなエフ男は、せっかくウェルスナビが提案してくれたプランをガン無視して、なるべく少額かつ低リスクになるよう調整しました。
高めのリスクを許容してぶっ込むのは、FXだけで十分!ウェルスナビは高金利な銀行預金くらいの感覚でもいいから、手間をかけずに完全放置しときたいっす
…なんて投資家ぶったコメントをしつつ、本当はお金がないだけのエフ男くん。変更した項目はこちら。
- 目標金額:495万円→15万円
- 投資予定額:200万円→10万円
- リスク許容度:5→3
サイト的にはもっと高額かつ高リスクの方が面白い感じにはなりそうですが、全く面白みのない運用状況でもリアルな途中経過をご報告したいと思います。
運用1日目の実績:翌朝確認すると早速プラスに!
翌日の早朝、「そろそろ取引が始まってるだろう」とスマホアプリで確認してみると…
ふ、増えてる〜!!少額でも毎日こんだけ増えてったら、毎日ランチ代浮いちゃうな!
そんなには順調にいかないでしょうが、これは期待できそうですね。
運用3日目の実績:初めてのプチ損失を経験
ウェルスナビを始めて、今日で3日目か。わいのランチ代はどうなっとるかいな?
…って、損失が出とるやないかい〜!
10万円からスタートしたので、3日目にして早速元手を割ってしまいました。
ポートフォリオを確認してみると、主に米国株(VTI)で損失、米国債権(AGG)で利益が出ています。
ウェルスナビでは、リスク許容度が高いと株の割合が高め、リスク許容度が低いと債券の割合が高めのポートフォリオになるため、ビビりってリスク許容度を3に下げておいたのが不幸中の幸いだったようです。
ビビりで良かった〜
サイト的には少しだけ面白い展開になってきそうですが…その後の実績はいかに?!
運用1週間の実績:損失を乗り越えて再びプラスに転換
ウェルスナビを運用し始めて、早1週間。
めっちゃ損失が膨らんでたらどうしよう〜
…と、ドキドキしながらスマホアプリを覗いてみると…
お、プラスに戻ってるー!さすがウェルスナビ、よっ大統領
米国株(VTI)も米国債券(AGG)もプラスに!特に米国債券が調子いい感じです。
運用2週間の実績:過去最高額を更新
ウェルスナビの運用開始から2週間。ついにそこそこ総資産額が上昇してきました。
2週間で資産評価額100,000円→102,587円。2,587円のプラスなので、エフ男のような低所得サラリーマンにはうれしい結果となってきましたね。
いいねいいね〜、この調子でがんばってくれたまえよ
エフ男は調子こいてリスク許容度を3→5に変更したい気持ちをグッとこらえ、長期目線でのんびり運用していくことにしました。
運用3週間の実績:完全放置でプラス3,844円
3週間目でも最高額を更新!プランなどの変更もせず、完全放置で100,000円→103,844円になりました。
めちゃええ調子やんけ〜!
開始直後は、PC画面だとこんな感じでしたが…
3週間後は、それなりに実績っぽい感じになってきました。
運用2か月半の実績:過去最大の損失額に!
本日のウェルスナビちゃん、こんな感じです😵 byエフ男 pic.twitter.com/YCkKtgUlqE
— FXトレードNEWS (@FX_TNews) 2019年6月1日
…とまぁここまでは調子が良かったものの、運用2か月半にして過去最大の損失額に!
10万円からスタートして、現在は9万7,930円なので、2,070円の含み損が出ています。
運用4か月の実績:スマホアプリを削除して完全放置
…とまぁ、ここまでは一喜一憂していたものの、単に株価などの上下に踊らされていただけだとようやく気づいたエフ男は、スマホからもウェルスナビのアプリを削除して完全放置プレイを決め込みました。
「男たるもの、どっしり構えてなきゃならん!」って、昔うちのおじいちゃんが言ってたからな
運用開始から約4か月が経過したことに気づき恐る恐るPCで開いてみると…
ほほう、ええ感じに回復してますな
運用10か月の実績:分配金がいい感じに積み重なってる
それから約半年後、すっかりウェルスナビの存在自体を忘れかけていたエフ男が画面を見てみると、いい感じに右肩上がりになっていました。
米国株(VTI)が好調な上、分配金もそれなりに積み重なってる様子。
ウェルスナビの分配金って、具体的にはどんくらい入ってきてるんや?
ウェルスナビの取引履歴を確認してみると、こんな感じでコツコツ分配金が入ってきています。
長期投資の魅力はこうした分配金の部分であり、これが徐々に積み上がっていくことで株価などが多少下がったところで元本割れしづらくなっていきます。
ここで、先ほど紹介したウェルスナビの柴山CEOの運用実績(2016年1月~2018年12月)をもう一度見てみましょう。積み立てしつつ長期間運用していると、このようにジグザグしながら上昇していく形になってきます。
さすがは社長さんっすな。わしもジグザグ目指すっす(今んとこ積み立てはする予定ないけど)!
運用24か月の実績:〜解約〜 エフ男がやめた理由
自分でETF取引を始めたこともあり、ウェルスナビの存在をすっかり忘れていたエフ男。管理画面を開いてみたところ、評価額122,305円(+22,305円)となっていました。
…が、1年ちょっと放置していた間には株価の暴落があり、一時的に85,897円(-14,103円)の損失となっています。
このとき慌てて解約してたら、めっちゃ損してましたわ…
まぁ投資に損失はつきものなのでそれはさておき、この1年ほどでETFの勉強を重ねたエフ男はある重大なことに気づきました。
「ウェルスナビ、手数料高すぎだろ…」
2年間の運用で支払った手数料はなんと2,156円。一方で2年間で得られた分配金は3,257円なので、ほとんど手数料で持っていかれたことになります。
もう自分でETFも購入できるし、ウェルスナビに頼る必要性がなくなってしまったエフ男。解約してその分を直接ETF投資に充てることにしました。
グッバイ、ウェルスナビ。おれは次のステップに進んでいくぜぇ〜!
ちなみに、ウェルスナビは出金依頼をしてから約定するまでにタイムラグが発生します。出金依頼をした時点では122,305円(+22,305円)でしたが、実際に約定したのは株高の影響で122,864円(+22,864円)でした。
…が、しかし!この金額をそのまま受け取れるわけではなく、出金時に源泉徴収(特定口座・源泉徴収ありに設定している場合)されます。
実際にエフ男の銀行口座に振り込まれたのは、118,749円(+18,749円)でした。
運用実績まとめ
- 開始時:100,000円
- 1日:100,726円
- 3日:99,784円
- 1週間:100,880円
- 2週間:102,587円
- 3週間:103,844円
- 2か月半:97,930円
- 4か月:103,004円
- 10か月:111,833円
- 24か月:122,864円(源泉徴収後 118,749円)
ウェルスナビのキャッシュバック・キャンペーン
ウェルスナビでは、定期的に最大10万円プレゼントなどの期間限定キャンペーンを開催しています。
キャンペーン期間外に口座開設してしまった私、完全に涙目でやんす
現在開催中のキャンペーンについては、公式サイトで確認してみてくださいね。
ウェルスナビ豆知識 〜よくあるQ&A〜
Q. クイック入金が即時反映されない!反映されるタイミングは?
ウェルスナビのクリック入金は、基本的に即時反映されます。公式サイトにも以下のような説明があります。
■クイック入金の場合
クイック入金(※1)の操作後、即時にWealthNavi口座へ反映いたします。
※1:当社又は各金融機関がシステムメンテナンス等の場合、クイック入金はご利用いただけません。
が、しかし!私はクイック入金したとき、翌日になっても反映されなかったことがあります。
流れとしては、こんな感じでした。
- 平日の20時半ごろに入金
- 翌日(祝日)の夜になっても反映されない
- 翌々日(平日)の朝に入金が反映
「入金の時間帯が遅かったからかな〜?でも、銀行口座の方には引き落としの履歴が残ってるし…」と思ってたんですが、クリック入金の終わり方がマズかったみたいです。
以下、ウェルスナビ公式サイトからの引用です。
クイック入金は、銀行の入金申込画面にて受付完了後に「ショップに戻る」もしくは「加盟店へ戻る」等の終了動作ボタンをクリックすることで正常に終了します。
クイック入金の操作途中でブラウザ右上の〔×〕印で閉じた場合、取引口座に入金が反映されない場合がありますが、銀行にて振込操作まで完了していた場合は、原則、翌営業日午前中に残高画面に反映します。
「入金完了だぜ!ヒャッホー!」って感じで、ブラウザを「×」閉じちゃったのが原因でした。
念の為、ウェルスナビのカスタマーサポートにも問い合わせてみたのですが、同様の回答が返ってきました。
私の場合は翌日が祝日だったため、入金が反映されたのが翌々日となってしまいましたが、基本的には遅くとも翌営業日の午前中には反映されるはず!
もし心配な場合は、一度問い合わせてみるのがおすすめです。
まとめ
- ETFの自動売買ができる
- 投資金額は10万円〜
- 手数料は預かり資産の年率0.90〜1%
- 投資経験者にはトライオートETFの方がおすすめ
ウェルスナビは、10万円(自動積立は月1万円)の投資金額が用意できる方にはおすすめです。
その他、ETFの取引ができるサービスは「トライオートETF」もチェックしてみてくださいね。
もし「もっと少額で投資を始めたい」という場合は、FXの自動売買もおすすめ!
ウェルスナビと同じく、基本的に放置で運用可能。約4000円という少額から始められます。