FX経験者の人、みんなドヤ顔でロングとかショートとかって専門用語使ってるけど、一体どういう意味なの?
簡単に説明すると、FXでの意味は次の通りです。
- ロング …「買い」
- ショート …「売り」
一般的には「ロング=長い」「ショート=短い」を意味しますが、FXではそれぞれ違う意味で使われています。
FXでのロング・ショートの意味や違い、どっちがどっちか忘れない方法などについても詳しく解説します。
FXでのロング・ショートとは?語源や由来は?
ロングとは、通貨を買うことや買いポジションを持つことを意味し、安く買って高く売ることで利益を得ることができます。
例えば、1ドル=105円のときに米ドル/円をロング(買)し、110円になったときに決済すれば5円分の利益が生み出せます。
ショートとは、通貨を売ることや売りポジションを持つことを意味し、高い価格で売ってから安く買い直すことで利益を得ることができます。
例えば、1ドル=110円のときに米ドル/円をショート(売)し、105円になったときに決済すれば5円分の利益が生み出せます。
ロングは「買い」、ショートは「売り」ってのは理解できたけど、どっちがどっちか忘れちゃいそうだなぁ…
そんな場合は、ロングとショートの由来について知っておくと忘れづらいですよ。
一説ではありますが、それぞれポジションを保有している時間が由来といわれています。
相場が上がるときは長い(ロング)時間をかけてゆっくり上がっていきますが、下がるときは短い(=ショート)時間で一気に下げていくこともあることからこう呼ばれるようになったのです。
なるほど〜。FXでのロングやショートも、元々の「長い」「短い」って意味が由来になってるんですね
ここで一度、長い時間をかけてジリジリ上げていくチャート(ロング)、短い時間で一気に急落するチャート(ショート)を思い浮かべてみてください。きっとどちらがどちらか忘れづらくなりますよ。
確かに、短い(ショート)時間で急落してるとこを想像したら、もう二度と忘れなさそうだなぁ…
FXではロングとショートどっちが難しいのか
ロングの方がイメージしやすい
ところで、ロングとショートってどっちが取引しやすいとかあるのかなぁ?
あなたがFX初心者の場合、ショートよりもロングの方が取引しやすいでしょう。
なぜなら「安く買って高く売る(ロング)」という方法で利益を出すのは通常の商売でも同じなのでイメージしやすいですが、「先に高く売ってから安く買う(ショート)」というのは馴染みがなくてなかなかイメージしづらいかと思います。
まだFXを始めたばかりなのであれば、自分が何をしているのかイメージしやすいロングから入るのがおすすめですよ。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏も、投資でのリスクは自分が何をやっているかよくわからないときに起こる
と言っています。
ショートだとスワップで損する可能性も(米ドル/円などの場合)
また、米ドル/円などの通貨ペアだとロングではスワップポイントが貯まりますが、ショートでは逆にスワップポイントを支払わなければなりません。
もしショートをしたまま価格が下落し、損切りもできないまま保有し続けていると、日々マイナススワップが貯まって損失が膨らんでいってしまいます。
また、初心者の方だとスワップ比較をする際も買いスワップばかりを気にしてしまいがちですが、多くのFX会社では売りスワップの方が高く設定されていて、ロングで受け取れるスワップ額よりもショートで支払うスワップ額の方が高いので注意が必要です。
ショートをするのなら、きちんと売りスワップについても確認して、損切りもバッチリできるようになってからの方が良さそうですね
特にトルコリラ/円などの高金利通貨ペアの場合は、チャートだけ見て飛びつかないようにしましょう。
こちらはトルコリラ/円の長期チャートです。長期間に渡り下落し続けているのがお分かりいただけると思います。
こんなに下落し続けてるなら、ショートしとけばガッツリ儲かるんじゃ…!
が、しかし!トルコリラ/円のような高金利通貨ペアは、米ドル/円などより売りスワップが高いため、為替差益が得られてもその分売りスワップで損する可能性があります。
じゃ、じゃあ反対にロングして買いスワップを貯めるってのは…?
それもやはり、スワップが貯まったとしても為替差損のほうが大きくなる可能性もあり、初心者ではなかなかさじ加減が難しいでしょう。
初心者の場合はうかつに高金利通貨に手を出すのは避け、
- まずは無難に米ドル/円のロングを練習
- 慣れてきたら米ドル/円のショートを練習
という手順をおすすめします。
初心者でも安心してロング&ショートできるFX口座
とはいえ、毎日買いと売りのスワップを確認しなきゃいけないって、結構大変そうだなぁ…
みんなのFXやLIGHT FXなら買いと売りスワップがほぼ同額なので、安心してロング&ショートしたい方はこうしたFX口座を利用するのがおすすめですよ。
みんなのFXは、買いと売りのスワップがほぼ同額なだけでなく、少額(1000通貨)からの取引もできるので初心者にぴったりのFX口座です。
ほほう〜、これならロングもショートも安心してできますね
LIGHT FXは、スワップやスプレッドなどの条件が基本的に同じです。詳しくは「LIGHT FXの特徴・評判」をご覧ください。
その他、DMM FXは買いスワップはさほど高くないのですが、その分売りスワップが低いため、ショートをする際におすすめのFX口座です。
ロングはみんなのFXやLIGHT FXのように買いスワップが高いFX口座、ショートはDMM FXを利用して両建てをすれば、為替の変動リスクを抑えつつスワップの差額を受け取る(さや取り)こともできますよ。
FXって、そんな裏ワザがあったんですね…!
FXでのロング・ショート比率を確認する方法
先ほど紹介したみんなのFXやLIGHT FXの取引ツール(双方ともツールの仕様は同じ)では、通貨ペアごとに他の投資家たちの売買比率を確認することができます。
他の人たちがどのくらいの割合でロング or ショートしているか分かって、今後のトレード戦略を練るときにめちゃ便利ですね
こちらの機能は取引ツールにログインしていないと利用できないため、あらかじめ口座開設しておく必要があります。
DMM FXの取引ツールでも、通貨ペア別に売買比率が確認できます。DMM.com証券は国内のFX口座数がトップクラスなのでデータの母数が多く、より信憑性の高い数値が確認できて便利ですよ。
その他、比率が確認できるFX口座は「FXの売買比率・ポジション比率を公開しているFX口座」をご覧ください。
FXのロング・ショート まとめ
FXではロングでもショートでも利益が生み出せるため、うまく使い分ければチャンスが2倍となります。
ロングとショートのどちらで勝負すべきかしっかり見極め、チャンスを上手に生かしていきましょう。