通貨ペア数 | 28ペア(※1) |
最小取引単位 | 1万通貨(※2) |
取引手数料 | 無料 |
取引ツール | |
スプレッド | |
スワップポイント |
「SBI」がつくFX口座って、SBI FXトレードとか住信SBIネット銀行とか色々があるけど…SBI証券のSBI FXαってどんな感じかいな?他のSBI系FX口座との違いは?
SBI証券のFX口座「SBI FXα」は、既に株式などをガンガン取引していて投資に慣れている人は試しにちょこっと使ってみてもいいかもしれませんが、全くの投資初心者にはおすすめできません。
基本的に最小取引単位も1万通貨のため、これからFXを始める場合は、みんなのFX・LIGHT FX・ヒロセ通商など別の少額(1000通貨)取引できるFX口座を利用した方がいいでしょう。
また、SBI証券のFX口座とSBI FXトレードは全くの別モノです。SBI FXトレードに関しては「SBI FXトレードの詳細・評判」をご覧ください。
SBI証券「SBI FXα」のデメリットや注意点について、詳しく解説します。
SBI証券(SBI FXα)の短所・デメリット
SBI証券のデメリットは、下記の通りです。
- 最小取引単位が基本的に1万通貨
- ミニ取引なら基本的に1,000通貨から取引できるが、対応しているのは6通貨ペアのみ(1,000通貨取引できるのは5通貨ペアのみ)
- キャンペーン条件が非常に分かりづらい
- デモ口座が用意されていない
SBI証券の最小取引単位は基本的に1万通貨のため、米ドル/円の取引するには最低でも約4万円ほどの資金が必要です。
さらにSBI証券の場合、南アフリカランド/円・メキシコペソ/円・人民元/円・ロシアルーブル/円・香港ドル/円は10万通貨、韓国ウォン/円は1,000万通貨と例外も多々あるので要注意です。
一応、1,000通貨から取引できるミニ取引(SBI FXミニ)というサービスも用意されているのですが、対応しているのはたったの6通貨ペアのみですし、ミニ取引であっても南アフリカランド/円は1万通貨からしか取引できません。
例外が多すぎて分かりづらすぎですな…!結局、1,000通貨から取引できるのは南アフリカランド/円以外の5通貨ペアだけってことか…
少額から始めてじっくりFXに慣れていきたい場合、SBI証券よりもみんなのFXを利用した方がいいでしょう。
みんなのFXなら、取り扱っているほぼ全通貨ペアで1,000通貨から取引ができます。
全通貨ペアで少額取引できるなら、初心者でも分かりやすくて安心ですね
また、SBI証券がめちゃめちゃ分かりづらくて複雑なのは、ミニ取引の仕組みだけではありません。
SBI証券ではSBI FXαの口座開設キャンペーンなども行っているのですが、適用条件が非常に分かりづらい&ハードルが高いため、初心者は狙わない方が無難です。
例えば、こちらは2020年2月時点で開催されているキャンペーンの適用条件なのですが、よく見てみると取引数量が「〇〇通貨」ではなく「〇〇単位」と記載されています。
SBI証券は基本的に1単位=1万通貨のため、300円のキャッシュバックを受けるだけで100万通貨〜300万通貨もの取引が必要です。
さらに南アフリカランド/円などの場合は1単位=10万通貨なので、1,000万通貨〜3,000万通貨でようやく300円のキャッシュバックが適用されます。
このあえてキャンペーン条件を分かりづらくする手法、ソニー銀行とかも使ってますね
初心者がキャンペーン目的で1,000万通貨〜3,000万通貨もの取引をしたら、ほぼ確実にキャンペーン金額以上の損失を生むことになるので注意してくださいね。
また、SBI証券ではデモ口座が用意されていないため、最初から本番環境で取引することとなります。
初心者がいきなり1万通貨で取引するのはリスクが高いため、どうしてもSBI証券でFX取引したいのであればミニを利用して1,000通貨から始めるのがおすすめです。
FX自体が全くの初めてで、「たとえ1,000通貨でも、いきなり本番取引するのはちょっと抵抗があるなぁ」という場合は、他社のデモ口座を利用してみるのもいいでしょう。
SBI証券(SBI FXα)の長所・メリット
そんなSBI証券ですが、当然メリットも存在します。
- 主要通貨ペアのスプレッドが狭い
- 予測チャートが利用できる
- 国内株式を担保にできる
SBI証券のスプレッドは、米ドル/円で0.2銭原則固定のため業界最狭水準です。
しかし!SBI証券のスプレッドが狭いのは米ドル/やユーロ/円などのパッと見目立つ通貨ペアのみで、トルコリラ/円などマイナーな通貨ペアではさほど狭くありません。
例えば、SBI証券のトルコリラ/円のスプレッドは2.8銭原則固定ですが、みんなのFXなら1.6銭原則固定で取引できます。
こんなにも差があるとは…!みんなのFXなら、SBI証券のほぼ半分のスプレッドで取引できて断然お得やんけ
みんなのFXはあらゆる通貨ペアでスプレッド最狭水準を保っているため、初心者の方はこうしたFX口座を利用した方が安心です。
SBI証券のメリットといえば、自動予測チャートが使えるということも挙げられますが、同様のツールは外為どっとコムなど多くのFX会社で無料提供されているため「SBI証券ならでは」というメリットではありません。
こちらもSBI証券ならではというわけではないですが、国内株式を担保にFX取引をすることもできます。
しかしリスクも伴うため、よほど株式にもFXにも精通している上級者を除きおすすめはしません。
SBI証券(SBI FXα)口座開設時の注意点
SBI系ではSBI FXトレードや住信SBIネット銀行(Oh! FX)というFX口座もありますが、これらはSBI証券のSBI FXαとは別モノなのでご注意ください。
FX業界で「SBI」といったら、一般的にSBI証券ではなくSBI FXトレードを指すことが多いです。
また、SBI FXトレードならまだしも、間違えて住信SBIネット銀行でFXを始めたらジワジワ損をし続けることになるのでご注意ください。
まとめ:SBI証券の魅力はFXじゃない
SBI証券は株式や投資信託では魅力的な証券会社ではあるのですが、正直なところFXに関してはイマイチです。
今現在、株式などでSBI証券を利用していて「FXも始めてみたい」という場合でも、FXは別口座を利用した方がいいでしょう。
「わざわざ専用のFX口座を開設するのも面倒だなぁ〜」と思うかもしれませんが、そのひと手間が利益に大きな差を生み出します。
FXの口座開設なんて5分もあればできるし、それで利益率が高まるならむしろやらなきゃ損っすね
これからFXを始めるのなら、先ほどチラリと紹介したみんなのFXが使いやすくておすすめですよ。
その他、初心者におすすめのFX口座は「おすすめFX会社ランキング」をご覧ください。
公式 SBI証券