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雲を抜けたら大チャンス!一目均衡表の使い方・設定方法を解説

FXの一目均衡表とは? 分析方法

一目均衡表(いちもくきんこうひょう)とは、「相場は買いと売りの均衡が崩れたときに大きく動くため、方向性が決まったら相場の行方は一目瞭然」という由来のテクニカル指標です。

チャートの未来領域に「」が飛び出しているなど、見た目も概念も非常に斬新。

一目均衡表は昭和初期、都新聞社の細田悟一氏が「一目山人」というペンネームで発表した日本発のテクニカル指標なのですが、海外のトレーダーからも”Ichimoku“と呼ばれ多く利用されているんですよ。

FX初心者
エフ男

外国人トレーダーが「イチモクぅ〜!」なんて呼んでるのを想像すると、日本人としては嬉しくなっちゃいますね

一目均衡表は、2000人体制で7年間かけて完成させた分析方法。非常に奥深いため、実は完璧に使いこなせる人ほとんどいないと言われています。

ただ、そんな一目均衡表ですが、基本的なポイントだけでも押さえておけば、私たちの強い味方になってくれますよ。

難しい理論については後回しにして、簡単に仕組みを解説していきます。

テクニカル分析には、暗記不要初心者でも簡単にできる分析方法も存在します。

ヒロセ通商など一部のFX会社では、自動でテクニカル分析してくれるツールが無料で利用できちゃうのです!

詳しくは「売買シグナルを無料配信してくれるFXツール」をご覧ください。

一目均衡表 5本線の特徴・計算式

一目均衡表の使い方

一目均衡表は、基準線転換線先行スパン1先行スパン2遅行スパンの5本線で構成されています。

基準線

基準線 = (過去26日間の最高値+過去26日間の最安値)÷2

過去26日間(当日含む)の最高値と最安値の単純平均です。

一目均衡表では(過去○日の最高値+過去○日の最安値)÷2という計算式を使って平均を出すことが多いのですが、「過去」といいいつつその当日も含みます

転換線

転換線 = (過去9日間の最高値+過去9日間の最安値)÷2

過去9日間(当日含む)の最高値と最安値の単純平均で、相場の短期的な方向性を示しています。

転換線・基準線は高値と安値の平均ですので、移動平均線の短期線・長期線の代わりに利用することも可能。

移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスと同様にトレンドが転換するシグナルとなります。

先行スパン1

先行スパン1 ={(転換値+基準値)÷2}を26日先に表示

基準線と転換線の中間値を、26日未来にずらして記入します。

先行スパン2

先行スパン2 ={(過去52日間の最高値+過去52日間の最安値)÷2}を26日先に表示

過去52日間の最高値および最安値の平均値を、26日未来にずらして記入します。

遅行スパン

遅行スパン= 当日の終値を26日遅行して表示

当日の終値を26日過去にずらして記入します。

遅行スパンは売買のタイミングを判断するときに使います。 遅行スパンがローソク足をに抜けた場合は買いシグナル(好転)、に抜けた場合は売りシグナル(逆転)と判断します。

一目均衡表の「雲」とは?

先行スパン1・2に囲まれた部分

先行スパン1・先行スパン2に囲まれた部分を「」といい、過去に激しく売買されたことを意味しています。

雲より上にローソク足があれば上昇しやすく(好転)、逆に雲の下にある場合は売り圧力が強い(逆転)状態です。

雲はチャートの未来の部分に飛び出しているため、現在のローソク足との位置関係を見ることで今後の展開が分析できます。

雲の厚さも大切な判断材料

一目均衡表は雲の厚さも重要な判断材料。雲は激しく売買された証ですので、雲の厚さ=抵抗の強さともいえます。

1本線の移動平均線と比べ、一目均衡表は雲の厚さでどのくらい抵抗が強力なのか分かるのです。

FXトレーダー
エフ男

雲の厚さや薄さなら、初心者でもパッと見で分かりやすそうですね

例えば、もしレートが下落中でも、その下に厚い雲がある場合は反発して上昇する可能性も高いため、買いのタイミングと判断できます。

反対に雲の下で上昇している場合、その上に厚い雲があるとそこで上昇がストップしてしまう可能性も高いです。

ただし、薄い雲の場合は反発の力が弱く、そのまま突き抜けてトレンド転換することもあるので要注意!

ローソク足が雲の中に入っている間は乱高下が続きますが、雲の外に抜けてしまえばその方向にトレンが転換することが多いため、そのまま勢いに便乗してしまうのがおすすめです。

一目均衡表の最強シグナル!三役好転(三役逆転)とは?

一目均衡表では、次の3パターンが買いシグナルとなります。

  1. 基準線転換線が上に抜けたとき(転換線>基準線)
  2. ローソク足遅行スパンが上に抜けたとき(遅行スパン>ローソク足)
  3. ローソク足が上に抜けたとき(ローソク足>雲)

この3つのシグナルがそろった状態を「三役好転」といい、絶好の買いシグナルとなります。

また、逆方向の場合は「三役逆転」といい、絶好の売りシグナルとなります。

一目均衡表の設定はそのまま使おう

FX初心者
エフ男

一目均衡表って、移動平均線みたいに計算期間を自分で設定できないの?

一目均衡表も他のテクニカル指標と同様、設定期間を変更することができます。

しかし、一目均衡表に関しては、設定を変えずにそのまま使うのがおすすめです。

トレーダーの多くが9日や26日という期間設定をそのまま使っているため、変更しないほうが相場が読みやすいのです。

ちなみに開発者の一目山人は、相場にはどんな時間軸で波動が起きやすいのかを研究し、9・17・26・33…などの数字で発生しやすいとしています。

最強!?一目均衡表以外の指標も一気に分析する方法

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テクニカル指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表など)の分析結果を一覧表示してくれるため、売買のタイミングが簡単に分かってとても便利ですよ。

一目均衡表だけでなく、移動平均線やボリンジャーバンドなどのシグナルも一覧表示してくれるため、多角的なチャート分析が可能!

「一目均衡表は、仕組みを理解するだけでも時間がかかりそう…」という場合は、こちらの分析ツールを利用するのがおすすめですよ。

FX投資家
エフ男

慣れないうちは、自分の分析結果を答え合わせしてみるのもアリですね

「なるべく便利ツールには頼りたくない!でも、一目均衡表はちょっとハードルが高そう…」という場合は、まずは移動平均線ボリンジャーバンドの仕組みについて知っておくのがおすすめですよ。