通貨ペア数 | 16ペア |
最小取引単位 | 1000通貨 |
取引手数料 | 無料 |
取引ツール | |
スプレッド | 非公開 |
スワップポイント | 非公開 |
PayPay銀行のFX口座って、他のFX口座と比較してどんな感じなのかなぁ?
PayPay銀行に限らず、銀行がオマケ的に運営しているFX口座は、初心者が気づきにくいデメリットが潜んでいるのが一般的です。
恐らく銀行口座の利用者かつ投資初心者が、「この銀行ってFXもできるんだぁ〜。ちょっとだけやってみようかな」的に始めるのを狙っているのだと思いますが、他のFX口座に比べ怪しげな部分が多々ありますし、全くおすすめできません。
また、あなたがもしPayPay銀行を使っていないのなら、ぶっちゃけFXだけのために新規口座開設しても得られるメリットは全然ないです。
それは完全にぶっちゃけ過ぎっすね
より有利な条件でFXを始めたいのであれば、みんなのFX・LIGHT FX・ヒロセ通商など別の口座を利用するのがおすすめですよ。詳しくは「おすすめFX会社ランキング」をご覧ください。
以下、PayPay銀行のFXをおすすめしない理由について解説します。
PayPay銀行(FX) 4つのデメリット
- スプレッドが非公開&他社の約10倍以上のコストがかかる
- スワップポイントも非公開
- 半年で事前通知もなく口座を閉鎖される可能性あり
- 決定的なメリットがない
スプレッドが非公開&他社の約10倍以上のコストがかかる
まず、PayPay銀行は公式サイト上でスプレッドを公開していません。
スプレッドとはFXの取引コストのことで、「取引手数料無料」と説明があるFX口座でも別途差し引かれています。
どんなにスプレッドが悪条件のFX口座であっても、公式サイト上には明記されていることが一般的なのですが、PayPay銀行ではどこを探しても公開されていないんですよね。
仕方がないので「よくあるご質問」でスプレッドについて検索してみたのですが、下記のような説明がありました。
Q. 【FX】各通貨のスプレッドはどのように確認できますか。
A. レートの売り(bid)と買い(ask)の差をご確認ください。
こんなにも雑で初心者を騙してやろう感が満載な説明、他のFX口座ではまず見かけないですね…
恐らくある程度FXに慣れている人なら、この説明を見ただけで「PayPay銀行のFX口座を使ったらヤバイ」とシッポを巻いて退散することでしょう。
一応、リアルタイムレートに関しては公式サイト上で公開されているため他社と比較してみていただきたいのですが、まぁそりゃ隠したくなるますよねっていうくらいにめっちゃ悪条件です。
各社が熾烈なスプレッド縮小争いを繰り広げている米ドル/円でさえ、他社の約10倍です。マイナー通貨ではさらにビックリ仰天レベルで条件が悪くなります。
元々スプレッドについては非公開なので、いきなりさらにめちゃめちゃ悪条件にされても文句は言えないですし、中級者以上はまず使わないであろうFX口座なので、悪どいことをしていても話題にもなりません。
安心してFX取引をしたいのであれば、PayPay銀行はまず利用しない方がいいでしょう。
銀行自体の安全性は高いのでしょうが、FX口座の健全性は非常に低いです。
スワップポイントも非公開
PayPay銀行では、スワップポイントも公式サイト上で公開していません。
スワップポイントとは2国間の金利差によって得られる利益のことで、中長期売買をする場合は利益(損失)に大きな差が出ます。
普通はFX口座を選ぶ際の超重要ポイントであるスプレッドとスワップポイントを公開していないだけで、利用する口座の対象からは完全に外れます。
現在PayPay銀行でFXをしている人は、高い確率でFXについての知識がない全くの初心者でしょう。
2人に1人がFX取引未経験者
を売りにしているPayPay銀行ですが、むしろ2人に1人も経験者がいるのが不思議なほどです。
知らず知らずのうちに損し続けている可能性が高いため、身近にPayPay銀行でFXをしている人がいたらぜひ教えてあげてください。
半年で事前通知もなく口座を閉鎖される可能性あり
これも他社では考えられないようなビックリ条件なのですが、PayPay銀行では6か月以上残高が0円だった場合、事前通知もなく口座が閉鎖される可能性もあります。
6ヶ月以上お客さまの証拠金残高が0円の状態が続いた場合、お客さまに通知することなくJNB-FX PLUS口座を閉鎖させていただく場合があります。
まぁ取引ツールではスプレッドやスワップポイントの条件が確認できちゃうので、なるべく外に漏らしたくない一心なのでしょうが…。
情報隠しの徹底ぶりがスゴすぎて、もはやドン引きレベルです。
デモ口座じゃないんだから、せめて事前予告くらいしてくれよって感じっすね
決定的なメリットがない
そんなPayPay銀行にも一応メリットはあるのですが、他のFX口座と比較してもかなり少ないです。
これまでの内容で終わったらPayPay銀行の人にブチ怒られそうだし、一応メリットについても教えておくれよ
…念のため、メリットや特徴についても紹介します。
PayPay銀行(FX) その他の特徴 2つ
- 約4000円から取引できる
- 「テクニカるナビ」が利用可
PayPay銀行は1000通貨対応なので、約4000円という少額から取引ができます。
今となっては1000通貨に対応していない口座の方が少ないのでは?というくらいに少額取引できる口座は増えていますので、目立ったメリットとはいえないでしょう。
PayPay銀行のほか、少額取引できるFX口座は下記のページにて紹介しています。
また、PayPay銀行では自動でチャート分析をしてくれるテクニカるナビというツールが利用できます。
初心者の方は「めっちゃ便利やんけ〜!」と感動してしまうかもしれませんが、実はヒロセ通商や外為どっとコムなど、同様のツールを取り扱っている口座は多々あります。
詳しくは下記のページをご覧ください。
PayPay銀行(FX) 口座開設時の注意点
「それでもワイはPayPay銀行でFXやりたいんや!PayPay銀行以外じゃダメなんや!」という勇敢な方は、念のためマネックス証券「FX PLUS」と勘違いしていないか確認してみてください。
マネックス証券は「FX PLUS」というFX口座を運営していて、PayPay銀行がジャパンネット銀行時代に取り扱っていた「JNB-FX PLUS」というサービス名と似ていますが、別の会社が運営している別のFX口座です。
ちなみにマネックス証券のFX PLUSに関しても、目立ったメリットがあるわけではなく初心者にはさほどおすすめはできません。
PayPay銀行(FX) まとめ
- スプレッドやスワップポイントが非公開
- 口座が事前通知もなく閉鎖される可能性あり
- デメリットが目立つわりに、決定的なメリットがない
- (恐らく)知識がない初心者狙いのFX口座
「なんとなく」でPayPay銀行でFX始めなくて、本当によかったですわ〜
実はPayPay銀行だけでなく、住信SBIネット銀行などもそうなのですが、銀行がオマケ的に運営しているFX口座は気づきくいデメリットが潜んでいる可能性が高いので要注意です。
FXを始める場合は、より有利な条件で取引できる口座がおすすめです。詳しくは、「おすすめFX口座ランキング」を確認してみてくださいね。